T.T が1300年続く“泥染め”をフィーチャーしたインスタレーションを銀座・和光本店で開催
奄美大島に根付く伝統的な染色技法を用いた限定アイテムや貴重なヴィンテージピースの展示/販売を実施
〈Taiga Takahashi(タイガ タカハシ)〉改め〈T.T〉は、奄美大島に1300年前から根付く“泥染め”の技法を用いた限定コレクションに焦点を当てたインスタレーション “T.T Amami Oshima Mud Dyed Collection exclusive for WAKO”を、東京・銀座の老舗『和光』本店地階のアーツアンドカルチャーにて10月30日(水)まで開催する。
ニューヨークと京都に拠点を置くブランド〈T.T〉は、デザイナー/現代美術家として活躍した創設者・髙橋大雅の逝去を受けて、2023年2月にブランド名を〈Taiga Takahashi〉から変更。2023年秋冬シーズンより彼の遺志を引き継いだデザインチームがコレクションを手掛けている。ブランドコンセプトは「過去の遺物を蘇らせることで、未来の考古物を発掘する」。ものづくりの本当の価値は、歴史の中にすでに存在しているのではないか。そんな思いを抱き、時間をサバイブした衣服の布地や縫製、ディテールなどを考古学の観点から研究し、新たな再解釈を加えて現代に蘇らせたモノ作りを行なっている。
本イベントの会場となる『和光』本店地階のアーツアンドカルチャーは、2024年7月20日(土)にリニューアルオープンしたスペース。このリニューアルは、本質的な豊かさを求める日本を代表するブランド『和光/WAKO』の拠点作りを目的とし、同ブランドが目指すテーマ「AMAZING WAKO」を表現する場と位置付けられる。空間デザインは、杉本博司と榊田倫之が主宰する「新素材研究所」が担当し、そのコンセプトは「時の舞台」。フロア中央の舞台は、時計の長針と短針に見立てた回転する仕掛けによって、常に変化し、新たな空間体験を創出。アーツアンドカルチャーには季節の移ろいや自然との付き合い方から生まれる日本の美意識や習慣、何百年と継承されてきた伝統や技術、創作の追求に費やされた時間、未来への思いなどが込められており、伝統と革新が共鳴する文化の発信地/交流の場として、未来につなぐ価値を創造していく。
今回のイベントでは、先人から受け継がれてきた日本が誇る泥染めの文化と、100年後の未来にまで残る「時代を超越した衣服作り」を目指す〈T.T〉の哲学や世界観を体験できる特別なインスタレーションを展開。地階の空間にて、〈T.T〉のシグネチャーの一つである“泥染め”を施したレザージャケットやデニムのほか、『和光』限定のシャツなど、アイテム12点を用意。また、〈T.T〉のアーカイブアイテムの販売や、貴重なヴィンテージピースの展示/販売を実施する。1300年という時が育んだ美意識と、〈T.T〉『和光』の世界観が融合した稀有な空間をぜひ体験してほしい。
T.T Amami Oshima Mud Dyed Collection exclusive for WAKO
会期:10月3日(木)〜30日(水)
会場:和光 本店地階 アーツアンドカルチャー
住所:東京都中央区銀座4丁目5-11 地階
営業時間:11:00-19:00
休業日:無休(年末年始を除く)
TEL:03 3562-2111
公式サイト