キム・ジョーンズが FENDI のアーティスティック・ディレクターを退任
今後は〈DIOR〉のメンズウェア・デザイナーとしての職務に「完全に集中する」とアナウンス
キム・ジョーンズが FENDI のアーティスティック・ディレクターを退任
今後は〈DIOR〉のメンズウェア・デザイナーとしての職務に「完全に集中する」とアナウンス
イタリアの高級ファッションメゾン〈FENDI(フェンディ)〉は、同メゾンのクチュールおよびウィメンズウェアのアーティスティック・ディレクターを務めているキム・ジョーンズ(Kim Jones)が退任すると発表した。
〈FENDI〉が10月12日(現地時間)に公開した声明によると、キム・ジョーンズは今後「LVMH」傘下の〈DIOR(ディオール)〉でのメンズウェア・デザイナーとしての役割に「完全に」集中する予定であるという。同メゾンの新たなクリエイティブ・コンフィギュレーションは、「しかるべき時期に」発表されるとのこと。
〈FENDI〉の再編は、多くのブランドがクリエイティブ戦略の見直しを模索し、デザイナー交代劇が相次ぐ中でアナウンスされた。先日も〈CELINE(セリーヌ)〉がエディ・スリマン(Hedi Slimane)の退任およびマイケル・ライダー(Michael Rider)のアーティスティック・ディレクター就任のニュースが報じられたばかり。
今回の公式声明における「キムがDIORでの職務に完全に集中する」というステイトメントは、「LVMH」のデザイナー交代が間もなく〈DIOR〉にも及ぶのではないか、という噂が単なる憶測に過ぎないことを証明するかのようだ。ちなみにあるメディアでは、現在〈LOEWE(ロエベ)〉のクリエイティブ・ディレクターを務めるジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)が、今後〈DIOR〉のメンズとウィメンズを統括する可能性があるとも報じている。