2021年にスニーカー史上最高額を記録した Nike Air Yeezy 1 が当時の約10分の1の価格で落札
2008年のグラミー賞でカニエ本人が着用した“あの1足”の価値が、現在では……
2021年、カニエ・ウェスト(kanye West、現 Ye)と〈Nike(ナイキ)〉によるコラボフットウェア Nike Air Yeezy 1のサンプルモデル(Prototype)が、『Sotheby’s(サザビーズ)』主催のオークションで180万ドル(当時約1億9,500万円)で落札されたことを覚えているだろうか? 当時のスニーカー史上最高落札価格を記録したこのモデルが、先日『Goldin Auctions』に再び出品され、衝撃的な価格で落札されたようだ。
多くの方がご存知の通り、〈adidas(アディダス)〉と契約以前のカニエ・ウェストは〈Nike〉とパートナーシップを結んでおり、契約破綻までの間にNike Air Yeezy 1とNike Air Yeezy 2の2モデル全6カラーを発表している。どのモデルも現在では滅多にお目にかかれない希少品であるが、表題のスニーカー Nike Air Yeezy 1 Prototypeは、カニエが2008年のグラミー賞のステージでパフォーマンスを披露した際に着用していたモデルであり、特にレアな1足だ。
そんな歴史的なモデルが再びオークションに登場したものの、『Goldin Auctions』はNike Air Yeezy 1 Prototypeの最低落札額を50,000ドル〜に設定し、最終的には18万106ドルで落札された。前回と比較すると、なんと約10分の1の価格に。これによって、カニエがファッション/スニーカー業界で大きな影響力を誇っていた当時に比べ、現在はほぼその力を失ってしまったことが証明されたと言えるだろう。