Coca-Cola が AI と共同開発した“未来の味”のコーラを発表
人間とAI(人工知能)が初めて共同開発した新フレーバー “Y3000”は期間限定で販売予定

米「Coca-Cola(コカ・コーラ)」社は9月12日(現地時間)、開発にAI(人工知能)を導入した新フレーバー “Y3000”を発表した。人間とAIが初めて共同開発したというこの製品は、北米を中心に期間限定で販売が予定されている。
「Coca-Cola」社は、若い世代の消費者をターゲットにしたプロジェクト “Coca-Cola Creations(コカ・コーラ・クリエーションズ)”を約1年半ほど前よりローンチ。このプロジェクトでは、その都度開発した新フレーバーを期間限定で市場に投下していくという試みを行なっており、今回の“Y3000”はその最新版となる。
“Y3000”は、これまでのシリーズと同様コカ・コーラのオリジナルフレーバーをベースに、AIの考案した風味を追加。開発にあたり、消費者が“未来”というワードでどんな味を連想するかを調査し、その結果をもとにAIが味の組み合わせを決めたという。なお、成分の85~90%は通常のコカ・コーラと同じで、残り10〜15%は謎のまま。また、ラベルのアートワークもAIが生成した画像を基にデザイン。缶にプリントされたQRコードを読み取ると“Coca-Cola Creations”のサイトにとび、西暦3000年の世界をイメージして楽しむこともできるようだ。
“未来の味”がする新フレーバー “Y3000”はレギュラー・バージョンが北米全域、ゼロ・シュガー・バージョンは北米やカナダを含む世界中の一部地域で販売予定。詳細については、“Coca-Cola Creations”の公式サイトでご確認を。