新たなシリコンチップを搭載した Apple Watch Series 9 がお披露目
ディスプレイに触れることなく片手で簡単に操作可能に





9月12日(現地時間)、「Apple(アップル)」は米カリフォルニア州クパティーノにある「Apple Park(アップルパーク)」で新製品発表会にて、Apple Watch Series 9を発表した。
Apple Watch Series 9は、S9 SiPのカスタム「Apple」シリコンチップを搭載することで、システム全体の向上と全く新しい機能を実現。S9 SiPの電力効率により、一度の充電で18時間のバッテリー駆動時間を維持できる他、新しい4コアのNeural Engine(ニューラルエンジン)を備えることで、前モデルと比べて最大2倍高速に機械学習のタスクを処理できるという。また、タップ、スワイプ、手首を上げる、“カバーして消音”などのジェスチャーにより、ユーザーは片手だけでディスプレイに触れることなく簡単に操作が可能に。ダブルタップにおいては、アプリの主ボタンをコントロールするため、タイマーの停止や、音楽の再生と一時停止、アラームのスヌーズに使用できる。さらに、このジェスチャーは、電話の応答や終了、Apple Watch上でカメラリモートを使って写真を撮るためにも使えるとのこと。
ディスプレイの最高輝度は、前モデルの2倍である2,000ニトまで引き上げ、明るい太陽光の下でも文字をより読みやすくアップデート。加えて、近くにいる人の邪魔にならないよう、状況に応じてわずか1ニトまで下げることも可能だ。また、Apple Watchで初めてデバイス上でSiriへのリクエストが処理できるようになり、音声入力の精度は前モデルと比較して最大25%向上している。さらに、“正確な場所を見つける”機能においては、同じチップを搭載したiPhone 15ファミリーが別の部屋にある場合でも、iPhoneまでの距離と方向に加えて視覚、触覚、音声のガイダンスを提供してくれるという。
サイズは41mmと45mmの2種類、カラーはスターライト、ミッドナイト、シルバー、(PRODUCT)RED、新色のピンクの5色展開となり、アルミニウムケースとゴールド、シルバー、グラファイトのステンレススチールケースが登場する。また、耐久性に優れたマイクロツイル製のファインウーブン素材を使用した、柔らかな質感のバンドが付属される。Apple Watch Series 9は、本日より注文受付を開始し、9月22日(金)に販売開始予定。価格は59,800円(税込)〜。