FERRARI RACING DAYS 2023でヤングタイマーなフェラーリをスナップ
過日、富士スピードウェイにて2018年以来5年ぶりに「FERRARI RACING DAYS」という「Ferrari」のお祭りが開催された。『Hypebeast』は来場者のちょっと古いフェラーリに注目


FERRARI RACING DAYSとは?
26台の“488 Challenge EVO”が参戦するワンメイクレース「Ferrari Challenge Trofeo Pirelli Japan」が開催されたり、新型カスタマーレーシングカー「296GT3」が披露されたり、伝説のF1マシンによるデモ走行が行われたり、と、5年ぶりの開催となった「FERRARI RACING DAYS(フェラーリ・レーシング・デイズ)」は、フェラーリ・オーナーの笑顔の絶えないイベントとなった。
会場となった富士スピードウェイでは、サーキットの赤いマシンに熱視線が浴びせられていたが、『Hypebeast』取材班が今回注目したのは、全国から駐車場に集まった650台の公道を走る「Ferrari」たちだ。2018年の「FERRARI RACING DAYS」では、80年代のピッコロ・フェラーリである308や328なども駐車場に停まっていたが、今回は1台もその姿を見ず(涙)、2000年以前の「Ferrari」はほとんど見かけなかった。かつてのクールな「Ferrari」たちが絶滅危惧種となりつつあるなか、根性で見つけた、味わい深きヴィンテージのフェラーリ5台をピックアップして紹介する。
F40
現在の相場ン億円。“そのままレースに出られる市販車”を具現化した、「Ferrari」の最高傑作。試乗したモータージャーナリストに話を聞いたことがあるが、このまま死んでもいいと思うぐらいに気持ちいい走行とのこと。
512TR
テスタロッサを再設計。512TRの5は排気量5.0L、12は12気筒エンジン、TRはテスタロッサの略。いっときの不人気タイミングと打って変わっていまは羨望の的。スリットの入ったサイドの膨らみが「Ferrari」らしさ全開。エンジ色の色合いも最高。
365BB
まだ現役で動いていることが嬉しくなる1973年登場の「365BB」。後継の「512BB」とともに、当時、公道最速をランボルギーニ・カウンタックと競っていた12気筒のスーパーカー。ボディ下部は黒で締まって超絶クールな1台だ。
F355 Berlinetta
現代のスーパースポーツが失ったピュアなフィーリングがきちんと残っており、かつ、ギリギリ実用で使えるF355。V8の甲高い音をきっと奏でる、最高の相棒。
360 spider
先ほどのV8エンジンであるF355の後継がこの「360」。こちらは屋根開き、スパイダーモデル。この年式だと雨漏りもしないし、全幅1922mmというサイズ的にも実用度は高い。狙うならマニュアルモデルを!