adidas がカニエ抜きでの YEEZY ラインの継続を否定
「彼のデザインを流用して販売することは、合法的に可能ですが、それは私たちの戦略には含まれていません」
先日からYEEZY(イージー)モデルの在庫の再販をスタートしている〈adidas(アディダス)〉。しかし、同社のCEOであるビョルン・ガルデン(Bjørn Gulden)は、今後のYEEZYラインの継続については否定している。
先週開催されたアナリストとの決算説明会において、ガルデン氏は「YEEZYプロダクトはカニエ・ウェスト(Kanye West)が創り出したものであり、彼はその発明者であり、我々は彼のパートナーである。彼のデザインを流用して販売することは、合法的に可能ですが、それは私たちの戦略には含まれていません」とコメント。「今の私たちの仕事は、ダメージを最小限に抑え、在庫を処分し、その収益を良い目的のために使うことと……YEEZY抜きでのビジネスを構築することです」と続けた。
6月1日に在庫全体の20%にあたるシューズが再販されたが、これによって約4億4,100万ドルを売り上げ、さらに在庫の償却に伴う約1億ユーロが浮いたことに。ガルデン氏によれば、同社は今後も現在の在庫を徐々に販売していくが、どの程度売れるかについては想定していないという。