Supreme などを擁する VF コーポレーションに新 CEO が就任
新CEO ブラッケン・ダレルは7月17日(現地時間)付で就任予定

〈Supreme(シュプリーム)〉や〈THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)〉の親会社として知られる「VF Corporation(VFコーポレーション)」が、同社の新CEOにブラッケン・ダレル(Bracken Darrell)を任命したと発表。彼は7月17日(現地時間)付で同職に就任する。
ダレルは、2013年に米国のハードウェア・ソフトウェアメーカー「Logitech International(ロジテック・インターナショナル)」の社長兼CEOに就任し、その後約10年間にわたって同職を務めていた経歴をもつ。
「VF Corporation」では、2022年12月にCEOを約6年間務めたスティーブ・レンドル(Steve Rendle)が退任して以来、取締役会の筆頭独立取締役 ベンノ・ドーレ(Benno Dorer)が暫定社長兼CEOを、暫定会長をリチャード・カルッチ(Richard Carucci)取締役が務めていた。今回の発表により、7月17日よりダレルが新CEOに就任し、カルッチ取締役は正式な会長を、ドーレは引き続き同社の役員を務めるとのこと。
新CEO就任に際し、カルッチは「我々は広範な調査を行い、ブラッケンがこの役割に秀でた特性をすべて備えていると判断しました。ブラッケンは変革的で先見性のあるビジネス・リーダーであり、複数の業界において高い実績を残しています。彼はそのキャリアを通じて、デザイン能力を強化し、消費者を喜ばせ、収益成長と利益率拡大を加速させる卓越した能力を実証してきました。ブラッケンのリーダーシップのもと、VF Corporationは社員はもちろん、投資家の皆さんやステークホルダーに誇れる新たなレベルの成功を収めることができると強く確信しています」と語っている。
また、ダレルも以下のようなコメントを発表した。「世界中の何百万人もの人々と同じように、私はVFのアイコニックなブランドを愛しています。124年の歴史の中で、そのブランド・ポートフォリオをカルチャーの最前線で維持し続けてきたこの組織の持続的な能力に非常に感銘を受けています。取締役会、リーダーシップ・チーム、そしてVF全体の優秀な社員と緊密に協力し、業績を強化して、力強く持続可能な成長と価値の創造を推進するための取り組みを進めていくことを楽しみにしています」