Soho House x NANZUKA x ケニー・シャーフのスペシャルイベントに潜入
東京、京都、大阪で展開される『Soho House』のメンバーシップ “Cities Without Houses”が主催するイベントをレポート


















6月10日から『NANZUKA UNDERGROUND』と『草月会館』の2会場で開催されているレジェンドアーティスト ケニー・シャーフ(Kenny Scharf)の個展 “I’m Baaack”。ケニー・シャーフにとって、約30年ぶりとなる日本での新作個展を記念して、『NANZUKA』と『Soho House(ソーホー・ハウス)』主催によるディナーイベント&アフターパーティが、キックオフの前日に開催された。
『THE AOYAMA GRAND HOTEL(青山グランドホテル)』の最上階にある『ROSSI(ロッシ)』とルーフトップバー『The Top(ザ トップ)』を貸し切って行われた本イベント。ケニー・シャーフ本人と『NANZUKA』代表の南塚真史をはじめ、田名網敬一、Haroshi(ハロシ)、中村哲也ら『NANZUKA』所属のアーティスト、BENI(ベニ)、〈Nike(ナイキ)〉のフレイザー・クック(Fraser Cooke)、源馬大輔、河村康輔、MADSAKI(マッドサキ)、西内まりや、『été(エテ)』のオーナーシェフ 庄司夏子、〈TOMO KOIZUMI(トモ コイズミ)〉の小泉智貴、VERBAL(バーバル)、渡辺真史など、アートやファッション関係者を中心に、『NANZUKA』と『Soho House』それぞれに縁のある40名強のゲストが来場。実に38年ぶりの来日となった(!)ケニー・シャーフによる日本語での乾杯の音頭と南塚氏のスピーチでスタートしたディナーは、シャーフ自身が各テーブルを周り、ゲストへの挨拶や記念撮影を楽しんだ。そして、来場ゲストには“I’m Baaack”を記念して制作されたマーチャンダイズなどの嬉しいお土産も。
ディナーが終わると、会場を屋外の『The Top』に移動。当日は、梅雨入りがアナウンスされたばかりだったにも関わらず、天候にも(ギリギリ)恵まれ、東京の夜景を一望できるルーフトップバーにて、EZとTom YetiのDJ陣による心地よい音楽を堪能。バーメニューも一夜限りの『Soho House』仕様となり、“Soho Negroni”や“Soho Mule”など、世界41カ所の『Soho House』で提供されている有名なハウスカクテルが振る舞われ、『NANZUKA』 x 『Soho House』のスペシャルイベントは幕を閉じた。
さて、ここからは『Soho House』に馴染みのない方のために、『Soho House』および彼らの展開するメンバーシップの“Cities Without Houses(シティ ウィズアウト ハウス)”について少し解説していこう(今回のイベントも“Cities Without Houses”の一環なのだ)。『Soho House』は、1995年にニック・ジョーンズ(Nick Jones)によって設立された「多様なメンバーがつながり、成長し、楽しみ、そしてインパクトを生み出すための場所」。1号店のあるイギリス・ロンドンのグリーク・ストリートをはじめ、ヨーロッパ、アメリカ、アジアなど、全世界で41のハウスを運営し、場所によってはレストラン、スパ、ワークスペース、シネマなども備えている。『Soho House』が会員制であることは、ご存知の方も多いと思うが、もちろん誰もが簡単に入会できるわけではなく、公式サイトの応募フォームから自身の“クリエイティブな”活動事例を提出し、既存会員に推薦者となってもらうというユニークなもの。申請後に承認されるかは、お金を積んだらOKという安易なものではない。ここでいうクリエイティブとは、職種の話ではなく、個々の活動領域でいかにクリエイティビティを発揮しているかが問われるのであろう。
そして、“Cities Without Houses”とは、その名の通り“実際のSoho Houseがない都市”向けのメンバーシップ制度。『Soho House』のある都市に住んでいなくても、今回のような『Soho House』主催のイベントへの参加や、旅行や出張などの際に『Soho House』施設(一部を除く)にアクセスすることができ、『Soho House』メンバーとの交流も可能に。現在のところ、東京、大阪、京都を含め、世界80都市で展開されている。オースティン、ローマ、ナッシュビル、パリ、テルアビブ、コペンハーゲン、ストックホルムなど、近年誕生した『Soho House』は、この“Cities Without Houses”が前身となってるケースが多いそう。
“Cities Without Houses”の主な会員特典
- メンバーの住む都市で開催されるSoho House主催の会員イベントへの参加
- 世界中のSoho Houseを利用可能
- 1度に3名までのゲストを同伴可能
- アプリを通じて世界中のSoho Houseメンバーと繋がることができる
- ベストレートでSoho Houseに宿泊可能
- ジムやスパを利用可能
- Soho Home、Cowshed Spas、Soho Skinでの15%オフ
- レストランを会員価格で利用可能
ここまで読んで“Cities Without Houses”に興味の沸いた方は、こちらの公式サイトから応募できるので、是非トライしてみはいかがだろうか。年会費は、27歳以下が1,650ドル、通常が3,520ドル(税込)となる(入会費は無料)。