Patagonia と GAP がデザイン盗用をめぐる商標権侵害訴訟で和解
〈Patagonia〉の定番商品 “スナップT”プルオーバーに酷似したアイテムを〈GAP〉が販売
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〈Patagonia(パタゴニア)〉が同ブランドの定番商品のひとつ “スナップT”プルオーバーのデザインを盗用していたとして〈GAP(ギャップ)〉を商標権侵害で提訴していた件で、両社が正式に和解したと報じられた。
〈Patagonia〉は同ブランド長年フリースプルオーバーに採用してきたアイコニックなスナップ式フラップポケットのデザインや山脈を描いた長方形のロゴを意図的にコピーした製品を〈GAP〉が販売しているとして、昨年11月に米サンフランシスコの連邦裁判所に訴状を提出。彼らは該当の〈GAP〉の製品は消費者が〈Patagonia〉の製品だと誤認したり、あるいはコラボレーションアイテムだと勘違いして購入してしまう可能性があると主張。
一方の〈GAP〉はこの主張を否定し、〈Patagonia〉が訴訟を起こすには時間がかかりすぎたと反論。さらに、“スナップT”プルオーバーのデザインは他のブランドも同様のデザインのアイテムを販売しており、法的に保護されていない“パブリックドメイン”であるという反訴も提起し、裁判所の判断を求めていた。
『Reuters』の報道によると、両社は5月30日(現地時間)に和解に達し、請求を取り下げることに同意したという。その後、同月31日付で本訴訟は棄却されたとのこと。なお、和解の条件は明らかになっておらず、両社の広報担当者は本件に関して公式の声明を未だ発表していない。