“ロックンロールの女王” ティナ・ターナーが死去
享年83歳
“ロックンロールの女王”と称された歌手のティナ・ターナー（Tina Turner）が5月24日（現地時間）、長い闘病生活の末、スイス・チューリッヒ郊外の自宅で亡くなったと報じられた。享年83歳。
ティナ・ターナーの公式SNSが公開した声明には「深い悲しみと共にティナ・ターナーの死去を公表します。彼女の音楽と人生への際限のない情熱は、世界中の多くのファンを魅了し、明日のスターたちに刺激を与えました。今日、我々は愛しい友人に別れを告げますが、彼女は数々の偉大な作品を残してくれました。ご家族に私たちの心からのお悔やみを申し上げます」と綴られている。
1939年にアメリカ南部のテネシー州で生まれ、1950年代にデビュー。1960年代には当時の夫とともに結成したグループ アイク＆ティナ・ターナー・レヴューののリードボーカルとして活躍し、デビュー作の“A Fool in Love”が全米トップ30入りするなど、一躍トップスターの仲間入りを果たす。しかし、夫からの虐待に耐えかね、ソロの歌手として活動を開始。その後は“What’s Love Got to Do with It（愛の魔力）”や“Private Dancer”といった多くのヒット曲を生み出していく。彼女はこれまで世界で1億8,000万枚以上のアルバムを売り上げ、グラミー賞を計8回受賞、グループとしてもソロとしても「ロックの殿堂」入りを果たすなど、輝かしい功績を遺した。
