マナスタッシュがブランド設立30周年を機にリブランディング

米シアトル発のアウトドアブランド〈MANASTASH（マナスタッシュ）〉が、設立30周年を迎えた2023年秋冬シーズンを機に大幅なリブランディングを決行した。

1993年にシアトルで設立された〈MANASTASH〉のブランド名は、北アメリカ大陸の西海岸沿いを南北に走るカスケード山脈から駆け落ちるマナスタッシュ山高原に由来する。同地はスキーやトレッキング、マウンテンバイク、ラフティング、カヤックなど多様なアウトドアスポーツが楽しめるスポットとして有名だ。〈MANASTASH〉は創業時よりヘンプやリサイクルフリースなど環境に優しい素材を用いて最高のアイテムを作ることを理念に掲げ、旧き良きアメリカのプロダクトをデザインのベースに据えながらも、ファッションとカルチャーをクロスオーバーさせた新しいスタイルを提案し続けている。

2023年秋冬シーズンでは、外部より有名ディレクターやデザイナーたちを招聘してコレクションを制作。従来までの“アウトドア”を中心としたラインナップだけではなく、ブランドのアーカイブスを現代のフィルターに通してクリエイトした“ストリート”、アメカジに欠かせないカラーリングやサイジングで他カテゴリーとミックスしやすい“ベーシック”、ブランドのアイコンであるヘンプを用いたアイテムを提案する“クラシック”、ギミックや機能にこだわり、ファッション的なアプローチを提案する“エクストラマイル”といったカテゴリーに分けてコレクションを展開する。具体的には、90sを想起させるダウンジャケットなどのアウター類を筆頭に、オリジナルのアートワークを全面に用いたフリースジャケットやバラクラバ、アーカイブのロゴを多用したスウェットなど、クラシックなスタイルをモダンに昇華したアイテムが揃う。またフレッシュなモデルたちを起用したキャンペーンビジュアルやムービーにも注目してほしい。