N.ハリウッド尾花大輔、火山を走る──ディフェンダー130で駆ける三宅島の旅

世界的なファッションデザイナーであり、生粋のカーフリークとしても知られるN.ハリウッドのデザイナー 尾花大輔が、ランドローバー ディフェンダー130で三宅島を巡る様子をリポート

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東京から180kmほど南下した位置にある火山島、三宅島。人口約2,000人、外周はJR山手線の内側と同程度というこの小さな島に降り立ったのは、N.ハリウッドのデザイナー、尾花大輔だ。旅の相棒を務めるのは、ディフェンダー 130。英国のランドローバーが誇る、悪路走破性、快適性、そして唯一無二のキャラクター性を備えた究極のオフローダーだ。

ディフェンダーには3ドアの90(ナインティ)、ミドルサイズ・5ドアの110(ワンテン)、ロングボディ&8人乗りの130(ワンサーティ)があり、今回、尾花氏が運転したのは、ラインナップ中最大のボディサイズを擁する「130」。110のリアオーバーハングを330mm伸長することで、3列すべてのシートでゆったりとした居住スペースを実現するとともに、さらにその後ろに実用的なラゲッジスペースを設けている。

学生時代には自動車関係の仕事に就こうと考えていた、というほどクルマ好きの尾花氏。この新型ディフェンダーについては「前からかなり気になっていた」そうで、今回のロードトリップ企画にふたつ返事で承諾を決めたという。

今回『Hypebeast』では、尾花氏とディフェンダーによる旅をダイナミックに収めたムービーも制作。激しく起伏したオフロードを駆け抜けるシーンは、特別な許可を得て、三宅島の全景が拝める七島展望台付近にて走行・撮影した。ここは、1983年に発生した三宅島噴火でまさに火口が開いた場所である。火山の表面がむき出しになった、タフな路面でステアリングを握った尾花氏は、ディフェンダーの走行性能に舌を巻いた。

「これは『走破性』という指標では表現できないですね。とにかく驚いたのが、かなり起伏が激しい道を走っているはずなのに突き上げが少なく、同乗者と談笑しながら走れるほどの安心感があるところ。僕はふだんから旧車のSUVに乗っていますが、テクノロジーの発展はここまできているのだな、と新しい発見が得られました」

「ディフェンダーは、単純にテクノロジーが進化したからといってハイテク装備を詰め込むのではなく、もともと持っているディフェンダーの歴史、あり方を踏襲して、硬派なオフローダーらしさもしっかり残しているところが魅力ですね」

三宅島の大自然を使ったアドベンチャーを終え、走行モードをノーマルに戻してアスファルトに戻る。リラックスした表情を見せる尾花氏は、ファッションデザイナーならではの視点でディフェンダー130のライフスタイルへの取り入れ方を想像した。

「たとえばどこかのレセプションに行って、知り合いと遭遇する。そこで話が盛り上がって、『ちょっと別の場所に行こう』と、そんな風に大人8人で移動するとなったとしても、ディフェンダー130なら、『背の低い人から奥に』なんてことを考えないでどんどん乗せられる。三宅島みたいな荒々しいオフロードから、都会のちょっとしたラグジュアリーなシーンまで網羅できる懐の広さを感じます」

「ディフェンダーは長い歴史のなかで守られてきたカタチをこれだけ大きく刷新しながら、昔からのファンの心を離さず、同時に新しいターゲットも取り込んでいますよね。これは理想的な進化のカタチだなと。僕は、歴史を重んじて新しいモノを作るタイプのデザイナーで、持ち物ひとつにもストーリーの整合性を求めてしまうようなこだわりがある人間なのですが、仮に自分がディフェンダーを選択しても、胸を張って選んだ理由が言えるようなクルマだと思います」

大人8人で山を登り、川を渡り、オンロードまで快適に冒険できるオールラウンダー──ランドローバー ディフェンダー130はそういうクルマだ。

尾花大輔
N.ハリウッドデザイナー。1974年、神奈川県生まれ。1995年にヴィンテージショップ「ゴーゲッター」に参画し、古着バイヤーとしてのキャリアを築いたのち、2000年に自身のショップ「ミスターハリウッド」を設立。翌年、N.ハリウッドを立ち上げ、現在に至る。

N.ハリウッド尾花大輔、火山を走る──ディフェンダー130で駆ける三宅島の旅

ランドローバー ディフェンダー130
3ドアの90、ミドルサイズ・5ドアの110に加え、新たにラインナップに加わったロングボディ・8人乗りの「130(ワンサーティー)」。2-3-3のシートレイアウトで、110よりもリアオーバーハングが伸長されているため3列目の乗員もゆったりとしたスペースが確保されている。アイコニックなデザインとオフロード走破性はそのままに、大人8人が快適に過ごせる室内空間を実現した究極のSUV。撮影車両のカラーはディフェンダー130専用色の「セドナレッド」。

DEFENDER 130
全長 x 全幅 x 全高:5,275 x 1,995 x 1,970mm
ホイールベース:3,020mm
車両重量:2,540kg(*重量は標準装備の車両のものです。オプションを装着した場合、車両重量が増加する場合があります。)
エンジン:2,993cc直列6気筒DOHCディーゼルターボ
最高出力:221kW(300PS)/4000rpm
最大トルク:650Nm/1500~2500rpm
乗車定員:8名
価格:1,063万円(税込)〜
公式サイト

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