MSCHF がスニーカー “Wavy Baby” をめぐって再び訴えられる
〈Vans〉に続き
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Old Skoolにそっくりなスニーカー “Wavy Baby”をめぐって〈Vans(ヴァンズ)〉と裁判沙汰になっている「MSCHF(ミスチーフ)」だが、このシューズを対象に、別のストリートブランドからも訴訟を起こされていることが明らかとなった。
そのブランドとは〈WaveyBaby(ウェイビーベイビー)〉。本スニーカーは2022年4月18日(現地時間)にリリースされたが、〈WaveyBaby〉側から提出された17ページの法廷訴状の中で、「MSCHF」が同年4月12日(現地時間)に届いた販売停止命令を無視したと主張している。『Sourcing Journal』の取材に対し〈WaveyBaby〉の弁護士は、「我々はMSCHFがシューズを発売する前にこのことを知らせたが、訴状にあるように、彼らは我々の反対にもかかわらず、押し切ったのです。私たちは話し合いを持ちましたが、少なくともその時点では、彼らは名前を変えるという私たちの立場に興味がないことがすぐにわかりましたし、彼らは発売を進めました」とコメント。同弁護士は、消費者が「MSCHF」のWavy Babyと原告の〈WaveyBaby〉を混同し、原告が〈Vans〉と係争中かのように誤解を受けている、としている。
また、「MSCHF」が「米国特許商標庁」に申請することなく、“®”マークを使用しているのはあからさまな違反であると指摘。今回の申請では、連邦商標権侵害、不正競争、原産地呼称偽装、ニューヨーク州不正取引、コモンロー侵害、ニューヨーク州コモンローによる民事共謀などの容疑がかけられている。