MR.BROTHERS CUT CLUB 福岡店のオープニングに潜入
福岡の薬院エリアに位置する『MR.BROTHERS CUT CLUB 福岡店』はコンセプトの異なる1Fと2Fに加えて、3Fには見晴らしの良いカフェ&バーの『BLOODY ANGLE』も
去る4月2日、カルト的な人気を博すバーバーショップ『MR.BROTHERS CUT CLUB(ミスター・ブラザーズ・カットクラブ)』が福岡に新店舗をオープンした。『MR.BROTHERS CUT CLUB』は海外を含めるとこれで7店舗目となる。彼らの公式『YouTube(ユーチューブ)』チャンネルにて、福岡店オープンまでの過程が公開されていたので、気になっていた方も多いだろう。本稿では、そんな新店舗の詳細とオープニングをお届け。
福岡の薬院エリアに位置する『MR.BROTHERS CUT CLUB 福岡店』。3階建てのビルの1Fと2Fにバーバーショップ、そして3Fは大阪店にも併設されているカフェ&バーの『BLOODY ANGLE(ブラッディアングル)』という作りとなっている。注目はその外壁。“BLOODY ANGLE”という名称は、米ニューヨーク・マンハッタンのドイヤーズ・ストリートの一画から拝借したものだが、そのエリアに実際にあるようなレンガ張りのビルが元ネタだ。代表の小松大輔は、どうしてもこのレンガ張りを実現させたかったそうで、外壁を自由に施工できる点が、本物件を選んだ決め手になったという。モルタル造形でレンガを作り、そこにエイジング加工を施し、年季の入った雰囲気あるビルを再現(元のビルの面影は一切ない)。建物上部に備え付けたネオンサインもアメリカにあるチャプスイ・レストランをサンプリングしたフォントを採用。ちなみにこのネオンはビルの面する4メートルの道路を封鎖し、10階クレーン車玉掛けで設置されたという。
1Fと2Fでコンセプトを分け、1Fはニューヨークのバーバーショップを、2Fは西海岸のそれがそれぞれイメージされている。1Fのモザイクタイルはオリジナルで製作し、内装はモダンなミッドセンチュリーで統一。壁付けのピースはLAで買い付けたものが多いそう。ピンクとエメラルドグリーンをフィーチャーした2Fは、よりわかりやすい50sのロカビリーを意識。ツーフェイス、アトミックモチーフ、スプートニクランプ、ラタン、tikiなどの装飾が、いわゆる“ザ・バーバーショップ”的な空間を演出。2Fにはアパレルなどのグッズも販売されている。また、トイレにもアンティークのタイルを、階段に取り付けた電話にも60年代のデッドストックを使うなど、細部まで徹底した仕様となっているので、足を運ぶたびに新たな発見があるかもしれない。1Fから2Fに上がる階段には“Brother From Another Mother”が、2Fから3Fの『BLOODY ANGLE』に上がる階段には、YOSHIROTTEN(ヨシロットン)デザインのネオンが掲げられている。『BLOODY ANGLE』は、ビルの作りや立地から、他店舗にはない開放感が特徴であり、当日駆けつけたオーナー/プロデューサーのRyuzo(リューゾー)もかなり気に入ってた模様。
オープン日前日に行われたレセプションの模様を下のプレーヤーからチェックしてみよう。その熱気が伝わってくるだろう。
MR.BROTHERS CUT CLUB -福岡店-
住所:福岡県福岡市中央区薬院3-13-20
Tel:092-406-6033
営業時間:11:00〜22:00(月〜土)/11:00〜20:00(日)