ERL イーライ・ラッセル・リネッツが第104回ピッティ・ウォモのゲストデザイナーに決定

イタリア・フィレンツェで年2回開催される世界最大のメンズプレタポルテ見本市「Pitti Uomo（ピッティ・ウォモ）」こと正式名称「Pitti Immagine Uomo（ピッティ・イマージネ・ウォモ）」の次回ゲストデザイナーが、米西海岸発のブランド〈ERL（イーアールエル）〉のファウンダー兼クリエイティブ・ディレクターであるEli Russell Linnetz（イーライ・ラッセル・リネッツ）に決定したと発表された。彼は6月14日（現地時間）に、ファッションショー形式で〈ERL〉の2024年春夏コレクションを発表し、またこの機会に、ファッション/デザイン/ライフスタイルをクロスオーバーさせたヴィジョンを表現するスペシャルプロジェクトにも取り組む予定だという。

「Pitti Uomo」のコミュニケーション&イベントディレクターを務めるLapo Cianchi（ラポ・チャンキ）は、Eliをゲストデザイナーに迎えた理由として、“文化やジェンダーへの言及を意識した折衷主義”、“古今東西のアメリカン・クリシェの独創的かつ皮肉や不遜な姿勢による再解釈”、“ビジネスセンスと自由な創造性を融合させる才能”といった3つの要素を挙げている。さらに「Eliは、カリフォルニアの太陽のような躍動感あふれる世界を創り上げています。アートとファッションを優雅に楽しくミックスし、ストリートカルチャーの必然性をラグジュアリースポーツウェアと融合させています。また、最近のグローバルブランドや アーティストとのコラボレーションでも明らかなように、彼は明確なメディアへの洞察力も持ち合わせています。Pitti Immagine Uomoでの彼の存在が、ファッション界全体に大きな刺激を与えることは間違いないでしょう」と付け加えた。

また、Eliは今回のオファーを受けて以下のようなコメントを発表した。

私より先にこの道を歩いた長い英雄のリストに加わることに大きな興奮を覚えています。

巨人の列に加わるために
カリフォルニアの波が空高く舞い上がり、フローレンスに砕け散る。
ルネッサンスとマジック発祥の地 ー美しいものは、何もないところから生まれる。

旅の続きは魔法のメガネで覗いてみてください

第104回「Pitti Uomo」は、2023年6月13日～16日（現地時間）の会期で開催予定。詳細については、こちらでご確認を。