巨匠ジャズピアニスト アーマッド・ジャマルが死去
享年92歳
4月16日(現地時間)、70年以上にわたって現役で活躍した米国のジャズピアニスト/作曲家 Ahmad Jamal(アーマッド・ジャマル)がマサチューセッツ州の自宅で死去したと報じられた。彼の死因は前立腺がんだったと娘のSumayah Jamalによって伝えられている。享年92歳。
Ahmad Jamalは1930年、ペンシルベニア州ピッツバーグに生まれた。出生時の名前は“Frederick Russell Jones(フレデリック・ラッセル・ジョーンズ)”。彼は3歳でピアノを始め、14歳からプロとして活動を開始する。1958年に録音した“But Not For Me”が話題となった後、「Cadet(カデット)」や「ARGO(アーゴ)」といったレーベルから数多くの作品を発表することに。Jamalはキャリアを通してピアノソロ作品からジャズトリオ、弦楽四重奏団とのコラボレーションまで、70枚以上のアルバムを残している。2017年には、グラミー賞の生涯功労賞を受賞した。彼の楽曲はヒップホップのサンプリングネタとして数多くのアーティストに使われており、その中でも特に有名なのが、1970年録音の『The Awakening』。このアルバムの収録曲はNasの“World Is Yours”やCommonの“Resurrection”、Shadez Of Brooklynの“Change”などに使用されている。
『Hypebeast』編集部一同、ご冥福を心よりお祈り申し上げます。
Rest in Power, Ahmad Jamal 🖤 pic.twitter.com/7YTyKgRSaM
— BRAINFEEDER (@BRAINFEEDER) April 17, 2023
At the age of 92, the one and only Ahmad Jamal has passed away. There will never be another. 💔#jazzisdead pic.twitter.com/8iAtXZne5h
— Jazz Is Dead (@jazzisdeadco) April 16, 2023