Forbes が“2022年 最も稼いだエンターテイナー TOP 10”を発表
ブラッド・ピットやテイラー・スウィフト、バッド・バニーがランクイン

2月13日(現地時間)、経済誌『Forbes(フォーブス)』が“2022年度の最も稼いだエンターテイナー TOP10”を発表。ミュージシャン、俳優、監督、ショーランナーらといった顔ぶれが名を連ねる中で、プログレッシブ・ロックのパイオニア Genesis(ジェネシス)が2億3000万ドル(約305億4,600万円)を稼いで首位に輝いた。
Genesisは、「Concord Music Group(コンコード・ミュージック・グループ)」に原盤権と音楽出版権を3億ドルで売却したことが、この順位に大きく影響しているようだ。2位の元The Police(ポリス)のベース担当 Sting(スティング)も、自身のソロとバンドの音楽出版権を2億5,000万ドルで「Universal Music Publishing(ユニバーサル・ミュージック・パブリッシング)」に売却し、2億1000万ドル(約278億9,400万円)の収入を得ている。また、3位は昨年もランクインした俳優/監督/脚本家/プロデューサーのTyler Perry(タイラー・ペリー)で、映画やBETテレビ番組、アトランタに所有する広大な制作用バックロットから収入を得て、1億7,500万ドル(約232億4700万円)を稼いだ。続いて4位は、米アニメ『SOUTH PARK(サウスパーク)』を制作するTrey Parker & Matt Stone(トレイ・パーカー&マット・ストーン)で、収入は1億6,000万ドル(約212億5400万円)。5位は『ザ・シンプソンズ』のJames L. Brooks & Matt Groening(ジェームズ・L. ブルックス&マット・グルーニング)で、ストリーミング契約が『Disney+』に移行したことなどから、1億500万ドル(約139億4,800万円)という結果に。
さらに、6位は俳優のBrad Pitt(ブラッド・ピット)で、自身の制作会社「Plan B Entertainment(プランBエンターテインメント)」の売却などで1億ドル(約132億8,500万円)、7位にツアーの興行収入とレコードの印税でThe Rolling Stones(ローリング・ストーンズ)が9,800万ドル(約130億円)、8位に映画監督のJames Cameron(ジェームズ・キャメロン)が映画『アバター』のヒットで9,500万ドル(約126億1700万円)を記録。ラスト2組には、9位にレコードの売り上げやデジタルプラットフォームのストリーミング再生など、絶大な人気を誇るTaylor Swift(テイラー・スウィフト)が9,200万ドル(約122億1900万円)で女性として唯一ラインクインし、10位は「Coachella(コーチェラ)」のヘッドライナーに選出されたことが記憶に新しいBad Bunny(バッド・バニー)で、大規模な2回のツアーや〈adidas(アディダス)〉とのスポンサー契約などで、8,800万ドル(約116億9300万円)を得ている。
『Forbes』の推計によると、今年TOP10入りしたアーティストの年収の総額は13億ドル(約1,727億円)であり、昨年のJAY-Z(ジェイZ)やKanye West(カニエ・ウエスト)/Ye(イェ)らが並んだ昨年よりも半分ほど減少した結果となった。