Bottega Veneta の饒舌な艶を賀来賢人がまとう
〈Bottega Veneta〉の2024年春コレクションが出揃った。いち早く、その新作に身を包んだのは俳優 賀来賢人だ。








マチュー・ブレイジー(Matthieu Blazy)をクリエイティブ・ディレクターに迎えた〈Bottega Veneta(ボッテガ・ヴェネタ)〉がこれまでに増して注目を集めている。2024年春コレクションはそんな新生〈Bottega Veneta〉の真価を問うのにぴったりのコレクションだ。トレンチコートの裾を切り落としたようなジャケット、首元にボリュームをもたせたアウター、そしてマチューのデザインワークの確かさを世に知らしめた、トロンプルイユ(だまし絵)の手法を駆使したレザーアイテム──。
イタリア、ならびにその地が育んだカルチャーに思いを馳せたというもっともなコレクションであり、アートに囲まれて育ったマチューのバックボーンが遺憾なく発揮されている。気分を高揚させる、というファッションにとってもっとも大切な部分を見事にカタチにしていた。そんな〈Bottega Veneta〉に、今回モデルを務めた賀来賢人も高揚した。
「妻が着ています。たしかジュエリーのイベントのときだったと思うんですが、それをみてぼくも俄然興味が湧きました。インパクトがあるのに、洗練されているというか。実際に袖を通す機会をいただいて、その思いは確信に変わりました。ネルシャツの柄をプリントしたというレザーシャツには度肝を抜かれましたね。メゾンが誇るクラフツマンシップを惜しげもなく投入する。だから、こういう遊び心も洗練される」
一見ハードルが高そうで、着ればしっくり馴染むところもぜひ伝えたいところですとインタビューを締めた。賀来賢人のワードローブにはこの春、〈Bottega Veneta〉が並ぶことだろう。
賀来賢人 KENTO KAKU
1989年7月3日生まれ。映画『神童』で2007年にデビュー。近年の主な出演作は、映画『今日から俺は!!劇場版』(2020年)、ドラマ『半沢直樹』(2020年)、ドラマ『TOKYO MER~走る緊急救命室~』(2021年)、ドラマ『マイファミリー』(2022年)、映画『劇場版TOKYO MER~走る緊急救命室~』(2023年)など。2024年には原案/主演/プロデューサーを務める『忍びの家 House of Ninjas』(Netflix)が配信予定。