Mitchell & Ness がダイアナ元妃の着用したフィラデルフィア・イーグルスのジャケットを復刻
ダイアナ元妃が1980年~1990年代に何度も着用したお気に入りアイテム
米老舗スポーツブランド〈Mitchell & Ness(ミッチェル & ネス)〉が、ダイアナ元妃の着用したNFLフィラデルフィア・イーグルスのバーシティジャケットを数量限定でリリースさせるようだ。
1982年、モナコ公国の公妃 グレース・ケリー(Grace Kelly)の葬儀にて、グレース公妃の弟 ジャック・ケリー(Jack Kelly)の友人であり、イーグルスのラジオ局の統計専門家兼選手スカウトのジャック・イーデルスタイン(Jack Edelstein)と出会ったダイアナ元妃。その際、ダイアナ元妃は、イーデルスタインに好きなチームカラーを尋ね、イーデルスタインの「グリーンとシルバー」という回答に「どちらも私が大好きな色です」と答えたという。この会話を受け、イーデルスタインは、後日イーグルスのロゴが入ったワークショーツ、Tシャツ、ベースボールキャップに加え、チームの象徴的なバーシティジャケットも同梱して英国王室に送付。このアイデアは、当時のイーグルスのオーナーだったレオナルド・トーズ(Leonard Tose)によるものだったとのこと。その後、ダイアナ元妃からイーデルスタイン宛に、“何度も着用しています”と綴られた手紙が届いたそうだ。
ダイアナ元妃の元ボディガードであるケン・ワーフ(Ken Wharfe)は、ジャケットの裏話として「王室の一員であることから、それはほぼ不可能でしたが、ダイアナ元妃は常に普通の生活を望んでいました。ウィリアムやハリーも子どもの頃、華やかな服を着た母親に学校へと連れて行って欲しくなかったのです。だからダイアナは、できるだけカジュアルな装いをしていました」と述べ、さらに「ダイアナは人と違うことをするのが好きで、それが彼女のスタイルでした。それある意味、世間の人々や彼女の子どもたちに、彼女自身が人々に好まれるスタイルの普通の母親であることを示すようなものでした」と付け加えた。このたび〈Mitchell & Ness〉は、このバーシティジャケットを細部にいたるまで忠実に再現。ダイアナ元妃が1980年~1990年代に何度も着用したお気に入りアイテムが、当時のデザインのまま復刻されることとなった。
このバーシティジャケットは、11月9日(現地時間)より『フィラデルフィア・イーグルス・チーム・ストア』、〈Mitchell & Ness〉のフラッグシップストアおよび公式オンラインストアにて販売開始。価格は400ドルとなる。