東京発のクリエイティブコレクティブ YouthQuake が MAMMUT を着こなす
ビデオディレクターのudai、〈CarService〉のKei、そして〈FAF〉を手がけるTsukasa、彼らが語るファッション&カルチャー的視点から捉えた〈MAMMUT〉の魅力とは

マンモスロゴでお馴染みの〈MAMMUT(マムート)〉は、アウトドア界の名門ブランドとして、これまでに多くの高品質なアウトドアウェアや装備を提供し続けてきた。登山愛好家だけでなく、感度の高いクリエイターやアーティストたちからも支持され、機能性のみならずデザインにおいても唯一無二の魅力を放つブランドである。そして、数ある本格的なアイテムの中でも、特に評価されているのがハイクラスな羽毛を充填したダウンジャケットと、防水・透湿性に優れた動きやすいハードシェルジャケットで、アウトドアシーンはもちろん、タウンユースでも活躍する洗練された仕様が人気を博している。
そこで今回『Hypebeast』では、東京発のクリエイティブコレクティブ YouthQuake(ユースクエイク)に所属するKei、udai(ユーダイ)、Tsukasa(ツカサ)の3名に〈MAMMUT〉を知ったきっかけからその魅力、街中での着こなし方などについてインタビューを行い、スイス発のプレミアアムアウトドアブランド〈MAMMUT〉のストリートカルチャーとの接点を紐解いていく。
Hypebeast:まずは、みなさんの自己紹介からお願いします。
udai(以下U):映像のディレクターをやっています。
Tsukasa(以下T):僕はKazuho(カズホ)と一緒にFAF(エフエーエフ)というブランドをやっています。
Kei(以下K):僕は個人でCarService(カーサービス)というレーベルを手がけたり、ブランドのPR、スタイリングなどもやったりしています。その他に、YouthQuakeにはDJやアーティストなど、現在は8名が所属しています。
KeiさんとudaiさんはMAMMUTのキャンペーンムービーにも携わっているとお聞きしました。
U:そうなんですよ。たまたまなんですが、僕の師匠であるカミヤマさんがMAMMUTのキャンペーンムービーを作っていて、その現場の手伝いで携わっていますね。
K:僕もその現場にスタイリストとして参加しています。今回で2シーズン目になりました。
そうだったんですね。アウトドアのイメージが強いMAMMUTのアイテムですが、キャンペーン映像ではタウンユースに落とし込まれているアーバンな世界観が印象的です。
K:撮影のコンセプトがフォーマルなテンションだったので、そのイメージをスタイリングでも表現しました。それと、ペインターパンツやシューズも撮影を通じて良いなと感じていて、アウトドア仕様だけど街中でもはけるかなと。そういうアイテムをあえて、普段の私服と合わせてみるのもかっこいいはずです。
MAMMUTとの出会いについて教えてください。
U:神戸にEPOCH(エポック)という古着屋さんがあるんですけど、そこでMAMMUTのバックを買ったのが初めての出会いですね。ロゴも昔のやつで、デザインに惹かれて手に入れたんですけど、気づいたらなくしてしまって…。もう売っていないかもしれないので、正直後悔しています(笑)
K:本気でクライミングする人とか、そういったアスリートなイメージが結構強いブランドとして、前から(MAMMUTは)知っていました。共感してもらえる人も多いと思うけど、今年のCoachella 2023(コーチェラ 2023)でフランク・オーシャン(Frank Ocean)がステージでMAMMUTのジャケットを着ているのを見て、ファッションとして衝撃を受けたんですよ。それと、僕らの周りだとTsukasaがMAMMUTのダウンをよく着ていますね。
U:確かにTsukasaのMAMMUTは印象に残っているね。彼が着ていたダウンの色の発色がよくて、かっこいいなと思っていました。
T:ありがとう(笑)。だけど実は僕とMAMMUTとの出会いは本当に偶然で、そもそもは違うブランドを探している時に、神保町にあるアウトドアショップに行ったら店員さんが、そのブランドよりもMAMMUTをおすすめしてきたんですよ。なんとなくその説明に説得力があったので、実際に買ったんですよね。それからずっと愛用して着させてもらっています。
具体的にどういったところが気に入っていますか?
T:もちろん着心地と軽さは言わずもがななのですが、僕は機能性よりもデザインなんですよ。普段着としてかっこいいし、ロゴのレイアウトやデザインが絶妙なんですよね。当時は目立つ色が欲しくて、オレンジを買いました。
K:そんなこともあって、YouthQuakeの仲間内ではMAMMUTといったらフランク・オーシャンとTsukasaって感じなんですよ(笑)。冗談のように聞こえるかもしれませんが、最初に(Tsukasaの)オレンジのダウンジャケットを見たときは、コーチェラの時と同じくらい衝撃だったんです。
T:え(笑)ありがとう。こんな感じでMAMMUTを着ているとみんなから褒められることが多いんですよね。そういった唯一無二の魅力を持ったブランドなんだと思います。
そんなMAMMUTはどういった人たちが着ているイメージですか?
K:感度が高くて独自のスタイルを持った人が着ているイメージですかね。
U:トレンドに流されず、本質的な部分でものごとをとらえている人が着ているのかな。つまり玄人向けな渋いイメージ。だけど、着ていたらおしゃれなニュアンスもあるから不思議なんですよ。
T:やっぱりスイス発のブランドなので、ヨーロッパっぽいスタイルの人がわりと好んで着ている気もします。
YouthQuakeのみなさんはMAMMUTのようなテック系のアイテムを、普段の私服とミックスさせているコーディネートをよくしているイメージがあります。
K:僕以外のメンバーは、みんなわりかしテック系のアイテムがもとから好きで、自然とそれに影響されていますね。ですが、僕のベースはあくまでもアメカジなので、テック系のアイテムをあえてエレガントなブーツと合わせたり、ローテクなスニーカーを履いたりして、自由な感覚でハズしながら楽しんでいますよ。
U:そこまで意識はしていないですけど、デニムで合わせるのが最近のマイブームなのかもしれません。全体的にあまりテックなイメージになりすぎないように気をつけています。
T:コーディネートのどこかに目立つ色を差し色で入れたいので、そういった時にMAMMUTのようなテック系のアイテムは重宝しますね。変わった色が多いのに、なぜか普段のスタイルに合わせやすいんですよ。きっと洗練されたデザインだからこそだと思います。
ありがとうございます。最後に、本日の撮影でのスタイリングのポイントをそれぞれ教えていただけますでしょうか?
U:今回は色ですね。カラーリングを意識しました。あとはこのジャケットが3WAYになっているので、その機能性も今後は試していきたいです。とりあえず撮影とか外のシーンで、このハードシェルジャケットは活躍するんだろうな。
K:普段から赤が好きで今回も選びました。あとはシューズを革靴にして、全体的にシルエットでも遊んでみました。ボトムはちょい太めで、トップスは気持ち小さめのサイズ感に今はハマっていますね。
T:いつもそうなんですけど、こういった機能的なアイテムだからこそ、テックのムードを消して、カジュアルな印象にしたいと思っています。そうすることでワークっぽさだったり、渋さみたいなものがムードとして出るのかなと。そういった意味では、僕らのブランド(FAF)とも相性が良くて、コーディネートのアクセントになっている気がしますね。
山登りのプロからも認められ、モデルやクリエイターなどからも絶大な支持を集める〈MAMMUT〉。世間的には高品質なアウトドアウェアや装備で知られる本ブランドだが、本企画に出演してくれたYouthQuakeに所属するudaiとKei、そしてTsukasaは、こぞってデザインとしての魅力を挙げていた。まずは『Hypebeast』が撮り下ろした、YouthQuakeの3人が出演するビジュアルをチェックして、今回着用してもらったMeron IN Hooded Jacket AF MenとConvey 3 in 1 HS Hooded Jacket AF Men、そしてその他のアイテムについては公式オンラインストアを覗いてみよう。