COMME des GARÇONS が FREITAG とのコラボコレクションをローンチ
川久保玲自らがデザインを手掛け、日本で製造されたアップサイクルバッグを展開


川久保玲率いる〈COMME des GARÇONS(コム デ ギャルソン)〉が、毎年さまざまなテーマで展開してきたホリデーキャンペーン。今年はスイス発のバッグブランド〈FREITAG(フライターグ)〉をパートナーに迎えた限定コレクション “Holidays with FREITAG”を12月1日(金)にローンチする。
このパートナーシップは、川久保玲が〈FREITAG〉のバッグを20年以上前から所有しており、かねてよりブランドの価値観に共感していたことから実現。〈FREITAG〉は1993年、チューリッヒのアパートで2人の兄弟のアイデアによって設立され、現在では1点もののリサイクルバッグをヨーロッパからアジアの街角まで販売する企業へと発展した。本拠地は今もチューリッヒにあり、ここでトラック幌の大部分が解体/洗浄され、サイズに合わせて裁断される。彼らの原動力は、使用済みの素材を可能な限り長く循環させること。〈FREITAG〉は将来に向けて素材サイクルをより長くするための野心的なロードマップを描いており、そのマニフェストには「We Only Own Objects That Last(私たちは長持ちするものを作ります)」という原則が掲げられている。この理念は、〈COMME des GARÇONS〉の哲学「トレンドや短期的な流行に左右されることなく、考え抜かれた美しい製品をデザインする」に合致する。両ブランドは共に、長年にわたるユニークなデザイン言語と型にはまらないアプローチに深く根ざしており、文化的にも美学的にも豊かな遺産を生み出していると言える。また、〈FREITAG〉はサーキュラリティを追及しており、自ら初の循環可能なサーキュラー・トラックタープを開発し、2024年春には完全リサイクル可能なバックパックを発売する予定だという。
今回の限定コレクションでは、川久保玲自らがデザインを手掛け、〈FREITAG〉から提供された使用済みのトラックの幌を使用し、日本で製造されたアップサイクルバッグを展開。アイテムはメッセンジャーバッグ(55,000円)を筆頭に、ポストマンバッグ(L:52,800円、S:39,600円)、トートバッグ(35,200円)、グロサリーバッグ(27,500円)がラインアップ。なお、本コレクションのローンチに際し、『COMME des GARÇONS』と『DOVER STREET MARKET』の一部店舗では、川久保玲がディレクションしたポップアップ・ストアを展開。期間中は特別にデザインされたディスプレイアイテムが店内に設置され、〈FREITAG〉のユニークな歴史に触れることができる。
“Holidays with FREITAG”コレクションは、12月1日(金)に『COMME des GARÇONS』と『DOVER STREET MARKET』の一部店舗にて世界同時発売予定。(*本文中の商品価格は全て税込)