デンマーク発の家具ブランド BoConcept が BIG とのコラボコレクション “Nawabari” を発表
国際的な建築家のビャルケ・インゲルス率いる建設事務所とタッグを組み、日本古来の“縄を結ぶ”という文化に着想したプロダクト全7型を製作










デンマーク発の家具ブランド「BoConcept(ボーコンセプト)」が、国際的な建築家 ビャルケ・インゲルス(Bjarke Ingels)率いる建設事務所「BIG-Bjarke Ingels Group(ビャルケ インゲルス グループ)」とパートナーシップを締結し、コラボコレクションとなる“Nawabari(ナワバリ)”を発表した。
デンマーク語で“生活”を指す“BO”を冠し、1952年にデンマークで設立されたインテリアブランド「BoConcept」。そのシンプルで機能的、洗練されたデザインの家具は、今や世界67カ国で愛されている。一方、建築家、都市計画専門家、デザイナーが所属する「BIG」は、より良い生活様式を追求するべく、21世紀の大きな問題に取り組みながら、先見の明に満ちたソリューションで環境作りを行う。近年は、3Dプリントを駆使した住宅や、フローティングシティなど、先進的なテクノロジーを活用したプロジェクトを手掛け、数々の賞を受賞している今最も注目の建設事務所だ。
日本語の“縄(Nawa)”、そして“ぴんと張る”という意味の“張り(Bari)”を組み合わせた“Nawabari”コレクションは、文字の代わりに縄の結び方で意思を通じ合わせていたとされる、日本古来の“縄を結ぶ”という文化をインスピレーション源としている。デザインは、「BIG」の共同経営者であり、製品デザイン部門の責任者を務めるヤコブ・ランゲ(Jakob Lange)が手掛け、「BoConcept」のシンプルさとエレガンスに、「BIG」特有のフューチャリスティックで実用的な美しさを融合させた。
具体的には、2サイズ展開のソファ、アームチェア、2サイズ展開のプーフに加え、コーヒーテーブル2型が登場。これらのアイテムは、存在感のあるデザインが特徴となっており、単独で使用しても、組み合わせてまとまりのある空間を作ることも可能だ。さらに、張地にはグリーンガード認証の他、EUエコラベル、エコテックス®︎スタンダード100認証を取得した「Gabriel(ガブリエル)」社によるBlendファブリックを採用しているため、サステナブルなだけでなく、化学物質の排出量が少なく、室内の空気の品質にも影響しにくいという。
ランゲ氏は「このコレクションの制作に着手した時、私たちは家具を表現する新しい方法を探していました」と述べ、「私たちが興味を惹かれたのは、素材を縄で結んだ時に現れる形でした。その結果、この家具コレクションの中核となる彫刻的でオーガニックなフォルムが生まれたのです」とコメント。「BoConcept」x「BIG」による“Nawabari”コレクションは、フランス・パリ、デンマーク・コペンハーゲン、イギリス・ロンドン、東京、アメリカ・サンフランシスコ、ドバイなど、世界各国の「BoConcept」で現在販売中。詳細に関しては公式サイトからご確認を。