日本生まれアメリカ育ちの大西魁斗に聞く! 日米のゴルフファッションの違い | Interviews
9歳で渡米し日米でのゴルフ経験を持つ大西魁斗プロが、両国のゴルフファッションの違いについて語る


日本生まれアメリカ育ちの大西魁斗に聞く! 日米のゴルフファッションの違い | Interviews
9歳で渡米し日米でのゴルフ経験を持つ大西魁斗プロが、両国のゴルフファッションの違いについて語る
日本で生まれ、理想的なゴルフ環境を求めて9歳で渡米した大西魁斗プロ。南カリフォルニア大学でも活躍し、全米アマにも出場した。2021年にプロ転向後、「フジサンケイクラシック 2022」で優勝し、国内にその名を轟かせた。現在はアメリカの“コーン・フェリーツアー”で戦い、「FedExカップ」のシード入りを目指す。本稿では、10月19日(木)〜22日(日)に行われた「ZOZO CHAMPIONSHIP(ゾゾ チャンピオンシップ)」出場のために帰国した大西氏に、日米両国のゴルフカルチャーの違いなどを語ってもらった。
Hypegolf:まずお聞きしたいのですが、9歳で渡米した大西選手にとって、日本での試合はホームの意識があるのでしょうか? それとも試合という意味では数ある遠征のひとつですか?
やはり生まれたのが日本なので、ホームの意識はありますね。他の国と比較して、モチベーションが上がります。ただ、それによって力んでしまいがちでもあるので、意識しすぎないようにもしています。
ゴルフは英国発祥の格式の高いスポーツとして知られます。コンサバティブなファッションでプレーするものとされ、ドレスコードを重んじるコースもありますが、最近では変化も見られ、カジュアルなウェアを受け入れるコースも増えました。日米でゴルフファッションの違いを感じることはありますか?
日本でもそうかもしれませんが、アメリカでは最近ゴルフを始める若者が増えてきたという印象があります。それに応じて、おしゃれでカジュアルなウェアも増えてきました。おしゃれなゴルフウェアを着たいからとゴルフを始める人もいるそうです。
ゴルフウェアのカジュアル化には賛成ですか?
賛成です。ですが、どちらかに寄せる必要はないと思います。フォーマルさを重んじる考えやコースも、もちろんあっていいと思います。
ご自身は試合で身につけるウェアにこだわりはありますか?
最終日に白いシャツと紺のパンツを合わせることが多いという程度で、そこまでのこだわりはないです。いい感じに見えればOK。やはり、重視するのは機能性ですね。
試合の日は、大西さんが契約されているadidasさんが用意した何種類かのウェアのなかから選ぶのでしょうか?
そうですね。指定される場合もありますが、ほとんどは候補のなかから気分で選びます。
トーナメントのことについてもお伺いしたいです。アメリカと日本のツアーの両方を知る大西さんが、アマチュアゴルファーにコースセッティングの違いを伝えるとしたらどう説明しますか?
まず、アメリカのほうがグリーンの傾斜や起伏が多いことが1つ。グリーンがより硬いのもアメリカですね。なので、高い球でのせる必要があります※1。アメリカではミスショットを打ってしまうと、その後はパーを期待できないホールが多いです。日本ではミスをしても次のショットでリカバリーしてパーを取れる可能性が高い。ですが、それは可能性の話なので、試合としてはどちらが難しいとは言えませんね。
※1:グリーンが硬いと低い放物線でのせたボールは跳ねてグリーン上に留まらないため、高い放物線で上から落とすような球が求められる。
昨年、日本のフジサンケイクラシックで優勝し、一気に日本でも知名度を上げ、現在コーン・フェリーツアーを戦っている大西プロですが、この先もアメリカを主戦場に戦っていかれるのでしょうか?
そうですね。先のことは分からないですが、コーン・フェリーで勝って、FedExカップで勝って、その後もアメリカで長く戦っていくことが今の目標です!
日本から応援しています。
ありがとうございます。頑張ります。