CELINE 2024年サマーコレクション
“トムボーイ”をテーマに据えたコレクションでは、エディ・スリマンの得意とするロックスタイルから米西海岸のストリートスタイルまで幅広いテイストのアイテムを展開














































エディ・スリマン(Hedi Slimane)の手掛ける〈CELINE(セリーヌ)〉が、2024年サマーコレクション “LA COLLECTION DE LA BIBLIOTHÈQUE NATIONALE”をムービー形式で発表した。
本コレクションのムービーは、フランス革命よりも前に建設されたパリの『フランス国立図書館(BnF)』やパサージュ・ショワソル(PASSAGE CHOISEUL)、ビル・アケム橋(BIR-HAKEIM BRIDGE)で撮影された。フランスで最も古い文化機関のひとつとして知られる『フランス国立図書館』は、パリ2区のヴィヴィエンヌ通りにある〈CELINE〉のアトリエの向かいに位置するという。当初は王立図書館であったが、フランス革命後に国立図書館となり、中世末期からフランス王室のコレクションを受け継いでいる。1983年以来、国立美術史研究所(INHA)の本拠地である歴史的建造物に指定されており、メインの中庭クール・ドヌールには様々な時代の建物が並ぶ。
そんな由緒正しき文化施設で撮影された本コレクションのオープニングとフィナーレに登場する“TOMBOY(トムボーイ)”ルックは、90年代後半にデザイナーとしてのキャリアをスタートさせて以来、一貫したスタイルとアンドロジナスなテーラリングの魅力にこだわり続けてきたエディの強い思いが反映されている。コレクションにはエディの得意とするレオパード柄のセットアップやテーラードジャケット、レザージャケットなどのロックなスタイルからコンパクトなサイズ感のMA-1、スポーティなトラックジャケット/パンツ、フレアデニム、キャップといった米西海岸のストリートスタイル、ゴージャスなファーアイテムやドレスまで幅広いテイストのアイテムが登場。また、人気のバッグ類は日常使いしやすい新作が揃う。さらに、ニューヨーク発のプレミアムオーディオブランド「MASTER & DYNAMIC(マスター アンド ダイナミック)」とのコラボレーションによる“トリオンフ”をエンボス加工で施したヘッドフォンもお披露目された。
モデルにはDepeche Mode(デペッシュ・モード)のフロントマンであるデイヴ・ガーン(Dave Gahan)の娘であり、ニューヨークをベースに活躍するミュージシャン ステラ・ローズ(Stella Rose)や、ユアン・マクレガー(Ewan McGregor)の娘 エスター=ローズ・マクレガー(Esther-Rose McGregor)といった新世代の才能を起用。コレクションのサウンドトラックは、ジェームス・マーフィー(James Murphy)率いるダンス・パンクバンド LCD Soundsystem(LCDサウンドシステム)の楽曲 “TOO MUCH LOVE”が採用された。
ブランド:CELINE
シーズン:2024年夏
日程:10月20日(現地時間)