Thom Browne が adidas によるスリーストライプスの商標権侵害訴訟に勝訴
陪審員が〈Thom Browne〉はいかなる時も〈adidas〉の商標を侵害していなかったと判断

米ニューヨークを拠点とするデザイナーブランド〈Thom Browne(トム ブラウン)〉が、〈adidas(アディダス)〉によるスリーストライプスの商標権侵害訴訟で勝訴したことが明らかになった。
2021年6月に〈adidas〉はトレードマークであるスリーストライプスの商標を巡り、〈Thom Browne〉を提訴。そして今年1月3日(現地時間)より両当事者がニューヨーク南部地区連邦地方裁判所に出廷し、裁判が行われていた。1月12日の午後(同時間)に両者が最終弁論を行った後、3時間弱を要して8人の陪審員が話し合った結果、〈Thom Browne〉は〈adidas〉の商標を侵害しておらず、したがって4本のストライプまたはその商標のトリコロールカラーのリボンを使った製品を販売しても損害や利益の責任を負う必要はないとの判決を下した。
〈Thom Browne〉の広報担当者はこの判決を受けて「我々は、陪審員がThom Browneがいかなる時もadidasの商標を侵害していなかったと判断したことを嬉しく思っています。Thom Browneは20年以上にわたり、ラグジュアリーファッションの先駆者として、クラシックなテーラリングとアメリカのスポーツウェアの感覚を融合させた、全くユニークで独創的なデザイン美学を実現してきました。我々のブランドの特徴となっている創造的な製品を引き続きデザインし、提供していくことを楽しみにしています」との声明を発表した。