2023年秋冬パリ・ファッションウィーク・メンズにおけるフットウェアのトレンドをチェック
〈Nike〉のコラボモデルを中心に未だスニーカーの着用率が高い傾向に
1月17日〜22日（現地時間）にかけて開催された2023年秋冬シーズンのパリ・ファッションウィーク・メンズ。今季もファッションの中心地であるフランス・パリに世界中から業界関係者やファッショニスタたちが集い、それぞれのショー会場付近ではドレスアップした多くの人々で賑わった。本稿では、イタリア・ミラノに引き続き、彼らの足元にフォーカスしたレポートをお届けする。
今季のパリのストリートの傾向としては、スニーカーの着用率が高かったことが挙げられる。シューズメーカーでは昨年話題のコラボレーションを多数発表した〈Nike（ナイキ）〉が最も多く、その中でも〈sacai（サカイ）〉とのコラボシリーズが依然として支持されている印象だ。我々『Hypebeast』で幾度となく取り上げてきたTravis Scott（トラヴィス・スコット）x Air Jordan 1 Low “Reverse Mocha”や〈Jacquemus（ジャックムス）〉x〈Nike〉Air Humara、〈AMBUSH®（アンブッシュ）〉x〈Nike〉Air Force 1といったお馴染みのモデルのほか、『eBay（イーベイ）』x〈Nike SB（ナイキ SB）〉Dunk Low “Sandy Bodecker”のような変わり種も。
その他には〈adidas Originals（アディダス オリジナルス）〉samba（サンバ）のようなクラシックな定番モデル、Salehe Bembury（サレヘ・ベンバリー）と〈Crocs（クロックス）〉のコラボモデル Pollex Clog（ポレックス クロッグ）、そして日本のストリートでも注目されている〈ASICS（アシックス）〉や〈Salomon（サロモン）〉などのスニーカーもじわじわと人気が高まってきているのを感じた。
スニーカーと比較すると少数派だが、ローファーやレザーブーツの着用者もちらほら確認できる。〈Maison Margiela（メゾン マルジェラ）〉のTabiブーツや、〈Dr. Martens（ドクターマーチン）〉と米ロサンゼルス発のストリートブランド〈PLEASURES（プレジャーズ）〉のコラボシューズなど、さりげなく主張するモデルが支持を得ているようだ。
フランス・パリの最新のフットウェアスタイルは、フォトギャラリーからチェックしよう。
