Volkswagen の EV Buzz ID に商用車バージョンが追加され救急車も登場
タクシー仕様の Buzz ID 新型マルチバンも公開されヨーロッパではEV化が加速中
独の自動車ブランド「Volkswagen(フォルクスワーゲン)」は9月20日から25日までドイツ・ハノーバーで開催されている商業車の展示会「IAA Transportation(トランスポーテーション)2022」で新型EVミニバン ID.Buzzをベースにした商用車を発表し、その中でも一際目を引く救急車バージョンも公開された。
このID.Buzz版救急車は、ドイツ・ハノーバーに本拠地を置く「Bosenberg(ベーセンバーグ)」社がこの特別仕様を手掛けている。ボディカラーは、オレンジ、イエロー、ホワイトの3色の組み合わせで、ルーフには、遠くからも認識できるフラッシュライトが追加されている。
最高航続距離260マイル(約418km))、全長16フィート(約4.87メートル)というID.Buzzは、担架を載せるには十分なスペースがあるが、救急隊員が車内で立ち上がったり、移動したりするのには十分とはいえないものの、救急車としては十分な大きさで、重症ではない患者の搬送に適しているとされる。
価格等の詳細は公表されていないが、この救急車以外にもタクシー仕様の新型マルチバンも展示されており、商業車の登場によってヨーロッパのEV化が加速していることが伺われる印象だ。