英 Sotheby’s が “From Japan with Love”と題した現代アート作品及び写真のオンラインオークションを開催
日本と西洋の大衆文化を独自の美学で融合させた日本を代表するアーティストの作品が出品
英ロンドンの『Sotherby’s（サザビーズ）』では、毎年9月に日本文化にインスパイアされたコンテンポラリー版画、マルチプル、写真、紙作品に特化したアート作品のオークションを開催している。9月22日〜28日（現地時間）の会期で開催中のオンラインオークション “From Japan with Love”では、東洋と西洋の大衆文化を独自の美学で融合させた日本を代表するアーティストの作品が出品される。
国際的に高い評価を得ている作家の作品が既にオンライン上に紹介されており、また、杉本博司や森山大道など、日本を代表する現代写真家による挑発的で荒々しく、直感的な写真も展示される。また作品群の中にはDamien Hirst（ダミアン・ハースト）の作品で、日の丸をオマージュした“Amniotic Fluid”という作品もオークションのリスト入りしている。出品されている作家は以下のとおり。
『Sotherby’s』はコメントで「このような国際的なアート界のスーパースターに対する現在の欲求に応え、オタク、アニメ、マンガ、カワイイなどのサブカルチャーだけでなく、極めて評価の高い日本人現代写真家などを含め、日本から愛をこめてロンドンにお届けします」と述べられている。
本オークションの詳細は『Sotheby’s』のウェブサイトで確認することができる。落札予想金額も各ロットに記述されているが、一番高額の推定落札価格が付けられているのは、草間彌生の“Alice’s Adventures in Wonderland（Louis Vuitton Deluxe Box Set）”で、12,000〜18,000ポンド（約193万〜約290万円）となっている。
しかし、手が届かないほど高額ではない作品も見受けられるので、日本人作家のアート作品の収集をお考えの方にはまたと無いチャンスかもしれない。
