テニス界の偉大なスイス人プレーヤー ロジャー・フェデラーが競技からの引退を表明
生涯で1,500試合以上のプレーにより20回のグランドスラム・チャンピオンを獲得しこれまでのキャリアで約186億円以上の収益を記録
テニス界のレジェンド Roger Federer(ロジャー・フェデラー)は9月15日(現地時間)、自身のSNSに投稿された手紙の中で、24年間のキャリアを終えて現役を引退すると発表した。来週英国ロンドンで開催される「Laver Cup(レイバー・カップ)」が最後の試合となる、と話している。
Federerは237週連続1位のプロテニス記録と、2018年に36歳で1位となった最年長記録を持っている。41歳の彼は、20回のグランドスラム・チャンピオンでり、1,500試合以上のプレーをこなしその間に11,478本のエースを出したと「ATP(男子プロテニス協会、Association of Tennis Professionals)」に記録されている。フェデラーは10代でプロになり、同じテニス界のライバルであるRafael Nadal(ラファエル・ナダル)やNovak Djokovic(ノバク・ジョコビッチ)と数々の名勝負を戦い抜いた。
彼は、妻のMirka(ミルカ)、両親、妹、そして彼のビジネスを支えるチーム関係者に感謝の意を表した。彼のスポンサーには〈Wilson®(ウィルソン)〉、〈Rolex(ロレックス)〉、「Mercedes-Benz(メルセデス・ベンツ)」、〈UNIQLO(ユニクロ)〉、「Moet Hennessey(モエ・ヘネシー)」、「Credit Suisse(クレディ・スイス)」が挙げられるが、過去にはご存じ〈Nike(ナイキ)〉で自身の名を冠したテニス用プロダクトをリリースしており、これまでのキャリアで1億3千万ドル(約186億円)以上の収益を記録している。
Federerは声明で「テニスは、私が夢見た以上に私を手厚く扱ってくれた。そして今、私は自分の競技人生に終止符を打つべき時を認識しなければならない」とその思いを綴っている。そして最後に「最後に、“テニス”という競技へ。私はあなたを愛していますし、決してあなたから離れることはありません」と締めくくり、競技生活からの引退はするものの、ライフワークとしてのテニスを続ける意向を示している。