ホテルにも自宅にもなる NOT A HOTEL に相澤陽介監修の建築プロダクトが登場
サイズもカラーなど洋服を選ぶような自由さで別荘を買うというコンセプト








〈White Mountaineering(ホワイトマウンテニアリング)〉などさまざまなブランドを手がけ、世界で活躍する相澤陽介による初めての建築プロダクトが公開され、話題となっている。
こちらを販売するのは、別荘・セカンドハウスとしての利用を想定して開発された「NOT A HOTEL」。年間30日単位で販売され、購入者が登記を行えば不動産資産として所有できるにも関わらず、友人らとのシェア購入が可能であり、さらには、管理・メンテナンスの負担がないなど、従来にない販売・運営手法が注目されている。前回こちらでお伝えした『NOT A HOTEL ISHIGAKI』では、建築家の藤本壮介が参画するなど、名だたる建築家が設計者として名を連ねている。
今回の建築プロダクトのコンセプトは“サイズもカラーも、洋服を選ぶような自由さで”。こだわり抜いた室内空間はS・M・Lのサイズ展開で選ぶことが可能で、内装もナチュラルとブラックから選択できる。どの大きさにも共通するのは、風景とつながる三角屋根のリビングダイニングで、ゲストを招いて食事を楽しめるキッチンや、読書に没頭したり、ゆったりとした時間を提供するソファなどが配置される。
また、室内用として相澤陽介デザインのテキスタイルを用いた〈FRITZ HANSEN(フリッツ・ハンセン)〉のグランプリチェアも公開されており、こちらは“NOT A HOTEL PRODUCTS”オリジナルモデルとなる。空間や景色と見事に調和したチェアはこの場所を特別な空間にしてくれそうだ。
「NOT A HOTEL」のスタンダードを詰め込んだ室内は、相澤氏本人が軽井沢と東京、2拠点生活をする中での気づきやこだわりを散りばめた“ちょうど良い暮らし”を実現する。先ずは四季豊かな景勝の地、北軽井沢を舞台として始動し、建築する場所は「NOT A HOTEL」が用意する土地での展開に加え、希望の土地に、自宅や別荘として建築することもできるそうだ。販売開始は2023年の3月からの予定とされている。
この「NOT A HOTEL」は8月2日(火)にメンバーシップNFTでの第1期販売を行なったのだが、開始から約1時間で完売する人気ぶりだったという。第2期販売は今後公式ウェブサイトなどで発表する予定だが、現在のところ10月1日(土)からの価格改定を前にウェイティングリストの登録を行なっている。また、今回のNFT発売と前後して、現在建設が進んでいる青島、沖縄県石垣島、水上、那須などの各地に建設する新たなプロジェクトも発表されているので、新しい形でのライフスタイルを提言する「NOT A HOTEL」に今後も注目しておこう。