Mercedes-Benz x Acte TM による服と車のデザインを融合させたカプセルコレクションに注目
「Mercedes-Benz」が特許を持つエアバッグから着想したパフスカートなど自動車の部品からヒントを得て制作
6月に〈Balenciaga(バレンシアガ)〉がクチュール・コレクションで発表したフェイスシールドに続き、「Mercedes-Benz(メルセデス・ベンツ)」はベルリンのクリエイティブスタジオ「Acte TM」と共同で、ファッションとカーデザインを融合させた新しいカプセルコレクション “ACC01”を発表した。
このコレクションでは「Mercedes-Benz」の幅広いアーカイブから、さまざまな用途で使用されていたアウトソーシングの残存物を活用し、「Mercedes-Benz」のDNAとデザイン言語を代表する持続可能なウェアラブル・オブジェクトを生み出している。
“ACC01”カプセルコレクションは、28個のモジュールで構成され、互いに機能を補完し合う自己完結型の機能的なユニットとなっている。また、独ベルリンのデザイナー Kasia Kucharska(カシア・クチャルスカ)とのパートナーシップにより、ジャケット、フーディ、Tシャツ、バッグなどの一点物を開発し、持続可能で革新的な製造技術を探求。具体的には、パフォーマンスに特化したボディスーツ、ケープと組み合わせられるビッグフーディ、そして「Mercedes-Benz」が特許を持つエアバッグから着想を得たパフスカートなどが用意されている。
さらに、曲線的なメタルの装飾品やアルミニウムのボディフレーム、交換可能な3Dプリントのケースで構成されたバッグがコレクションに加えられている。このデザインは、自動車のシャーシの生々しい骨格と人体との関係を参照し、全体の形状は自動車の収納部品からヒントを得て作られたという。
「ActeTM」x「Mercedes-Benz」の“ACC01”カプセルコレクションは、ベルリンの『Telegraphenamt』で開催されるイベント「Mercedes-Benz Creators Night」で発表される予定だ。コレクションの全貌は、今後数週間のうちに発表される見通しとなっている。