Red Bull 主催の 1on1 ブレイキンバトル・トーナメントの日本代表が決定
ISSINとYURIEがNYで11月12日(現地時間)に行なわれる「World Final」の前哨戦への切符を勝ち取る
アメリカ・ニューヨークにて行なわれる世界最高峰の1on1 Breakin’(ブレイキン)バトル世界大会「Red Bull BC One World Final 2022(レッドブル BCワン ワールドファイナル 2022)」への出場権を賭けて、全国から勝ち抜いたBボーイ16名、Bガール8名が集結し、「Red Bull BC One Cypher Japan(レッドブル BCワン サイファー ジャパン)」日本代表決定戦が、去る9月25日に開催された。
ブレイクダンス発祥の地で行う世界大会に向け、16歳から41歳までという幅広い世代の選手が出場。決戦の舞台となった山口県下関市の『海峡メッセ下関』にはライブ中継も入るなど、豪華な特設ステージが設けられた。トップクラスのブレイクダンスが見れるとあって、ライブアクトを観戦するために多くのオーディエンスが会場に駆けつける中、Bボーイはベスト16から、Bガールはベスト8からバトル開始。それぞれがブレイク・ビーツのリズムに合わせ、軽快なステップから得意のムーブで相手を威嚇、そして次々と大技を披露していく壮絶なブレイキン・バトルが繰り広げられ、最後の決勝ラウンドになると会場の雰囲気は最高潮に。
結果、Bガール部門はベテランの底力を見せつけたYURIE(根本友理恵)、Bボーイ部門は優勝候補でワールド・チャンピオンの経験があるISSEIを倒したISSIN(菱川一心)がそれぞれ優勝し、ニューヨークで11月12日(現地時間)に行なわれる「World Final」の前哨戦への切符を勝ち取った。
ISSINとYURIEは、まず「World Final」の直前に行われる「Last Chance Cypher(ラストチャンス サイファー)」へ招待され、それを勝ち上がると16名の世界トップクラスBボーイ、Bガールの1人として、世界No.1の座をかけ「Red Bull BC One World Final」に挑むことが可能に。また「Red Bull BC One World Final」には、両名以外にも日本人選手が出場する予定とされている。
Bガール部門で優勝のYURIEは試合後のコメントで「日本代表を目指して1年間調整してきて、それが形になってやっとスタート地点に立てるのが嬉しいです。みんな人生をかけてこの舞台を目指しているので、皆の分まで、そして自分が楽しめるように直前まで仕上げて頑張りたいです」と語った。また、Bボーイ部門優勝のISSINは「めちゃくちゃうれしいです。Red Bull BC One World Finalは、ダンスをはじめた時からずっと出たいと思っているバトルでした。この結果を無駄にしないように次のLast Chance Cypherでは絶対優勝できるように頑張りますので応援よろしくお願いします」 とコメントしている。
年々高まるダンスブームの中、このBreakin’は2024年に行なわれるパリ・オリンピックにも新種目競技として加えられているので、今後ますます注目が集まっていくだろう。まずは11月の前哨戦「Last Chance Cypher」そして本戦「Red Bull BC One World Final」での2人の活躍を見守ろう。