ダニエル・アーシャムが Porsche 356 Speedstar のカスタムモデル “Bonsai” を公開
日本の美意識“わび・さび”にインスパイアされ制作
現代アーティストのDaniel Arsham(ダニエル・アーシャム)は、日本の美意識のひとつとされる“わびさび”にインスパイアされ、1955年製 の「Porsche(ポルシェ)」356 Speedstar(スピードスター)を新たにモディファイし、初公開した。
現存する「Porsche」356 speedstarは世界で4,000台にも満たないが、Arshamはこの貴重な2シーターコンバーチブルを、70年近く経ったこの車の持つ自然な古さと趣を活かし、極めてユニークな作品として表現している。
ベアメタル状に仕上げられたアウターシェルボディは、「Willhoit Auto Restoration」のJohn Willhoit(ジョン・ウィルホイット)とBridgehampton Motoring ClubのMatthew Ammirati(マシュー・アミラティ)のコラボレーションによるもので、滑らかでシンプルなエクステリアは、金属の自然な特性を生かし、プロジェクトの象徴である“Bonsai”をリアのエンジングリルに設置したブロンズ製立体キャストで表現している。また、“BONSA1”の文字で構成されたニューヨーク州のナンバープレートも装着されている。
オープントップのインテリアには『Hypebeast』でもお馴染みのファッションキュレーター 小木“Poggy”基史と、東京・原宿のヴィンテージショップ『BerBerJin(ベルベルジン)』ディレクター 藤原裕ら2人のインスピレーションによる日本のテキスタイルが使用され、藍染めのボロや刺し子の帆布、岡山産のデニムなど、経年変化を楽しめる素材が組み合わされて仕上げられている。
Arshamの特別な911プロジェクトモデル“Bonsai”は上の写真で詳しくご覧いただけるが、下のDanielの『Instagram』の投稿にはエンジンが掛けられ走れる状態であることが確認出来る映像も付けられているので、その素晴らしい仕上がりをご覧頂こう。