デイトナ24時間レース優勝者へ贈られた Rolex Daytona がウクライナの子供達のためにオークションへ出品
2017年に優勝した時のクロノグラフは480万円~580万円の落札予想価格が提示される





世界三大自動車耐久レースのひとつと称される米国の「デイトナ24時間レース(24 Hours of Daytona)」の2017年GTDクラス優勝メンバーで「Porsche(ポルシェ)」のファクトリー・ドライバーであり、デンマーク人のMichael Christensen(ミハエル・クリステンセン)が、ウクライナの子どもたちのために優勝した時の記念品である「Rolex(ロレックス)」のDaytona(デイトナ)を競売に出品することを決断し、首都コペンハーゲンのオークションハウス「Bruun Rasmussen Auctioneers」で公表となった。
「Rolex」は歴史あるモータースポーツイベントのパートナーとして、優勝ドライバーには特別な刻印の入ったDaytonaを贈呈している。また、彼は2018年シーズンにはル・マン24時間レースや富士スピードウェイで行われた耐久レースでも優勝を果たしている。
Christensenは「デイトナ24時間レースで優勝したレーシングドライバーが、この極めて貴重な時計を販売することはほとんどないことは十分に承知しています」と言う。そしてさらに「この時計は、私にとって最も誇らしい勝利の証であり、最も大切な宝物です。しかし同時に、ウクライナの状況は耐え難く悲しいものです。この時計を見ていると、私の金庫に眠っているよりも、もっと多くの良いことがあるのではないかと思い続けていました」とその胸の内を語っている。
「Bruun Rasmussen」によると、9月28日午後4時(現地時間)に特設ウェブサイトでライブオークションを行い、その売上金はウクライナのセーブ・ザ・チルドレンに寄付されることになっている。この大変貴重な〈Rolex〉Daytona Ref.116503は18Kゴールドとステンレスのバイメタルにホワイトダイヤルが施され、250,000~300,000デンマーククローネ(約480万円~580万円)の見積りが提示されている。デイトナウィナーだけが所有できる勝者のリストウォッチに興味がある方は注目しておこう。