レオナルド・ディカプリオとマーティン・スコセッシが新作映画『The Wager』で再びタッグ
1740年代のイギリスの難破船にまつわるサバイバルストーリーを描いた作品

「Apple Original Films(アップル・オリジナル・フィルム)」は、ベストセラー作家のDavid Grann(デヴィッド・グラン)の8作目の小説『The Wager:A Tale of Shipwreck,Mutiny,and Murder(ザ・ワガー:ア・テール・オブ・シップレック、ミュニティ・アンド・マーダー)』の権利を獲得したと報じられた。そしてその映画化にあたり、Martin Scorsese(マーティン・スコセッシ)とLeonardo DiCaprio(レオナルド・ディカプリオ)がそれぞれ監督と主演を務めると報じられている。
『The Hollywood Reporter(ザ・ハリウッドレポーター)』によると、2023年に公開を目指している同作者のノンフィンクション映画『Killers of the Flower Moon(キラーズ・オブ・ザ・フラワー・ムーン)』の制作が遅れているため、オスカー受賞者コンビのふたりが新しい映画で再び手を組むことになったようだ。
『The Wager』は1740年代が舞台で、ブラジルの海岸に打ち上げられたイギリスの難破船にまつわるサバイバルストーリーを描いている。30人の生存者は秘密の任務でスペインの船を追って遭難、島での飢餓に直面したのち極限状態の航海を経て舞い戻り、英雄として迎えられたのだった。しかしその半年後、3人の生き残りが乗った別の船がチリ沿岸に漂着。その3人が語るのは英雄視される30人の話とはまったく違うもので、もう一隻の船の乗組員が反乱を起こしたのだと非難し、最初に戻ったグループを反逆者として告発。真実を見極めるため、島で何が起こったのかを解明するために裁判を行い、事実を明らかにしようとする。
この俳優と監督のチームアップは、『ギャング・オブ・ニューヨーク』に始まり、『アビエイター』『ディパーテッド』『シャッター アイランド』、そして最近では『ウルフ・オブ・ウォールストリート』で、過去20年間に何度もタッグを組んでおり、オスカー常連の彼らには今回も期待が高まるばかりだ。