ウディ・アレンが次回作で監督業から引退か
動画配信サービスの台頭により“スリルがなくなった”とのこと
『アニー・ホール』や『ミッドナイト・イン・パリ』『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』などで知られる名監督 Woody Allen(ウディ・アレン)が、数多くの動画配信サービスの台頭により監督業から引退すること示唆した。
Woodyは6月28日(現地時間)、米俳優兼司会者のAlec Baldwin(アレック・ボールドウィン)と『Instagram』で対談した際、“劇場での上映期間が短く、すぐに動画配信サービスへ移行する作品”が新しい映画を作ろうというやる気を削いでいる”と語り、「少なくともあと1本は撮ると思うが、これまでのようなスリルはなくなってしまった。監督をやり始めた頃は、映画を作れば全国の映画館で公開されたものだ。今は映画を作っても、6週間とか4週間位の短期間、劇場で上映されるとすぐにストリーミングやPPV(ペイ・パー・ビュー)に移ってしまう」と続け、「だから以前より楽しくない。同じような楽しさを感じることができない。映画制作に対する感情がわからなくなってしまっている。もう1本撮ってみてどんなふうに感じるか見てみたい」と胸の内を明かした。
なお、Woody Allenは養女のDylan Farrow(ディラン・ファロー)に対する性的虐待疑惑より、過去に仕事をした俳優たちを含むセレブリティや業界幹部から距離を置かれているが、この対談においては特に言及することはなかったとのこと。