Zara Home がベルギー人建築家 ヴィンセント・ヴァン・ドゥイセンを迎えた新コレクションを発表
ヴィンセントのデザインDNAを反映したタイムレスなフォルムのリビングルームシリーズを展開
あらゆる人にとって親しみやすく、デザイン性に優れた家具やインテリアアクセサリーを展開している〈Zara Home(ザラ ホーム)〉が、ベルギー人建築家兼デザイナー Vincent Van Duysen(ヴィンセント・ヴァン・ドゥイセン)を起用した新コレクション “Zara Home + by Vincent Van Duysen”を発表した。
1962年にベルギー・ローケレンに生まれたVincentは、ゲントのサンルカス建築大学で学位を取得後、ミラノの著名なインテリアデザイナー Aldo Cibic(アルド・チビック)に師事する。1989年には自身の建築事務所である「Vincent Van Duysen Architects(ヴィンセント・ヴァン・ドゥイセン・アーキテクツ)」を設立し、ベルギー国内はもとより、ヨーロッパや中東、アジア、米国に広がるハイエンドな住宅プロジェクトを中心に、現在に至るまで数多くの国際的ブランドのプロダクトデザインから商業施設、大規模な建築プロジェクトまでさまざまな仕事を手掛けた。また、彼はこれまでにベルギー・デザイナー・オブ・ザ・イヤーやアンリ・ヴァン・デ・ヴェルデ生涯功労賞、EDIDA最優秀インテリアデザイナー賞といった数々の賞を獲得しており、建築雑誌『ARCHITECTURAL DIGEST(アーキテクチュラル・ダイジェスト)』のAD100や『Elle Décor(エルデコ)』のA-listにも選出されている。
2022年に御年60歳を迎えるVincentは、過去30年にわたるキャリアを振り返り、今回のパートナーシップに着手するには“絶好のタイミング”であると感じたという。彼はこれまでのアーカイブから自らのデザインDNAを分析し、〈Zara Home〉のプロダクトに落とし込んだコレクションを制作することに。デザインプロセスは、Vincentの「建築家として、どうすればシグネチャーとなる重要な要素やシェイプ、フォームを再考しながら、ピュアで新しい創造物を作ることができるだろうか?」という自身への問いかけから出発し、思考と実践を繰り返しながら制作を進行した。こうして生まれたのが“Zara Home + by Vincent Van Duysen”であり、スペインで創業したグローバルブランドとフランダース地方のクリエーターが互いのリスペクトに基づき、同じ価値観と倫理を共有した成果でもある。本コレクションは継続的なコラボレーションとして年2回の発表を予定しており、まず第1弾が6月30日(現地時間)よりローンチする。
“Zara Home + by Vincent Van Duysen”は厳選した木材を使用し、絶妙な質感で触感の良い仕上げによるタイムレスなフォルムのリビングルームシリーズを展開。具体的には、アームチェアやラブシート、2人/3人掛けソファ、コーヒーテーブル、サイドテーブル、デスク、チェア、ラグ、テーブルランプ、各種アクセサリーなどがラインアップする。素材にはソリッド・オークやレザーなどを使用し、カーペットはインドで織られているのも大きな特徴だ。各ピースにはシリアルナンバーが付けられ、今後のコレクションにもマッチするようにコード化されている。これらの全てのプロダクトには、過去20年にわたって世界中のメディアで広く紹介されてきたVincentの住居の世界観を細部に至るまで反映。どのようなタイプの空間にも“禅”のような落ち着きを与えられるよう汎用性の高いデザインが採用されており、部屋のスタイルを決めるのではなく補いながら、あらゆるインテリアの中でそれぞれのピースが機能する。Vincentは本コレクションについて、以下のように語っている。「サイズ、感覚的な側面、ビジュアルや手触り全てが私の仕事を反映しています。私のデザインDNAがZara Homeと融合しているのです。このプロジェクトは、サイズ、タイプ、場所を問わず、どんなインテリアや家にもさりげなく溶け込むことができ、そしてどんな個性にも調和する“カルチャー フレンドリー”なセレクションなのです」
“Zara Home + by Vincent Van Duysen”の第1弾コレクションは、先述の通り6月30日(現地時間)よりローンチ予定。また、『HYPEBEAST』では本コレクションについてVincentへのインタビューを敢行。近日中に公開予定のため、そちらもぜひチェックしてほしい。