富豪投資家との“最後のランチ”への参加権が約25億6千万円で落札される
売上はサンフランシスコの慈善団体に寄付される模様
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91歳の億万長者であり著名な投資家のWarren Buffett(ウォーレン・バフェット)とのランチに参加できる権利が『eBay』オークションに出品され、匿名のバイヤーによって1900万ドル(約25億6千万円)で落札された。毎年恒例となっているこのオークションは今回が最後であり、43件の入札があったという。
これまで『eBay』がチャリティーのために企画した富豪との“パワーランチ”の権利獲得の最高額は、2019年に暗号資産 TRON/TRX(トロン)の創設者 Justin Sun(ジャスティン・サン)によって落札された457万ドル(約6億1600万円)であり、今回はそれを大きく凌ぐ金額で落札された。
このチャリティーランチは、Buffett の亡き妻、Susan Buffet(スーザン・バフェット)が、サンフランシスコを拠点にホームレスの避難所や支援を行う慈善団体「Glide (グライド)」のボランティアをしていたことから発案されたもので、2000年から2019年までは毎年開催されていたが、2020年と2021年は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で休止に。21回目の今回は、Buffetが「Glide」と提携して“パワーランチ“を提供する最後の機会となる。「良いことしかなかった」とBuffetは声明で述べている。「私は世界中の興味深い人々にたくさん会えた。1つの普遍的な特徴は、彼らはお金が非常に良い用途に使われると感じていることだろう」
今年の落札者は、マンハッタンにあるステーキハウス『Smith & Wollensky(スミス&ウォレンスキー)』でBuffet と一緒に過ごすために、最大7人のゲストを同伴することができる。Buffetは、投資計画以外のことなら何でも話してくれるという。この昼食会に参加した過去の当選者によると、Buffetはステーキをレアで、ハッシュブラウンとチェリーコークを添えて食べるのが好きだと報告されている。