StockX が過去12カ月で最も多く発見した“偽物スニーカーランキング TOP 3”を発表
自社の誇る厳格な鑑定プロセスも初公開
〈Nike(ナイキ)〉から“偽物を販売している”との告発を受け、この事を全面的に否定している『StockX(ストックX)』が、自社の鑑定プロセスなどを含む初公開のデータを発表した。
多くの方がご存知の通り、『StockX』は同サイトで取引される売買品については専門家チームによる厳格な鑑定プロセスを導入している。同社がこれまで鑑定を行った商品は3,500万点を超え、現在は世界中に300名以上の鑑定士を抱えるまでに成長した。今回のレポートでは、『StockX』の鑑定プロセスをはじめ、鑑定で不合格となる理由や鑑定士がよく発見する“偽物ランキング”をカテゴリーごとに紹介している。
まず同社の鑑定プロセスは、鑑定士による識別だけではなく、膨大なデータベースやAIテクノロジーを駆使し、過去12カ月で99.96%という高い鑑定精度を維持している。過去12カ月の鑑定で不合格になったプロダクトは、全体の14%ほど。それらは製造上の欠陥が24%、箱の破損が20%、新品を謳っていたものの使用済み製品であったことが16%など、明確な理由が示されている。また、『StockX』はサービスを開始した2016年以降、多くの偽物や同社の基準に達しない製品の流通を抑制してきた。また、現在でも毎月100万点以上の製品が鑑定プロセスを通過し、その鑑定精度を保っている。
過去12カ月の間で多く発見された“偽物ランキング”では、スニーカー部門では2020年11月に発売されたAir Jordan 1 High “Dark Mocha”がトップとなった。第2位はTravis Scott(トラヴィス・スコット)x〈fragment design(フラグメント デザイン)〉x〈Nike(ナイキ)〉のトリプルコラボAir Jordan 1 High、第3位は同モデルのローカットタイプという結果に。ハンドバッグ部門では、人気のジェンダーレスブランド〈Telfar(テルファー)〉を象徴するヴィーガンレザー製ショッピングバッグの偽物が最も多く出回ったようだ。コレクティブル部門では、KAWS(カウズ)のジグソーパズルやセラミック製プレートセット、村上隆と『ドラえもん』のコラボジグソーパズルなどがランクインした。