adidas が Nike を特許権侵害で提訴
〈Nike〉の提供するモバイルアプリや靴のフィッティング技術が〈adidas〉のもつ9つの特許を侵害していると主張

6月10日(現地時間)、〈adidas(アディダス)〉が〈Nike(ナイキ)〉を特許権侵害で提訴したと報じられた。
『Reuters』の報道によると、〈adidas〉は〈Nike〉の提供しているモバイルアプリケーションと靴のフィッティング技術が同社の特許を侵害しているとして提訴に至ったようだ。これは世界最大のスニーカーブランド2社の間で長らく続いている争いにおいて、〈adidas〉がライバルに対して初めて訴訟を提起したことになる。
アメリカ・テキサス州東部の連邦裁判所に提出された書面では、〈Nike〉の『Nike Run Club』『Nike Training Club』『SNKRS』といったモバイルアプリやスニーカーのフィット感を調整するNike Adaptシステムが、〈adidas〉のmiCoach(マイコーチ)やインテリジェンスエンジンといった技術の9つの特許権を侵害したと記載されている。昨年〈Nike〉は〈adidas〉に対し、彼らの採用しているプライムニット技術が同社のフライニットの特許権を侵害しているとして提訴したが、今回のニュースはその訴えに対する返答とも受け取れる。果たして両者の争いは解決するのか……本件は進展があり次第、続報をお伝えしたい。