1967年製の Cartier CRASH がオークション史上最高値の2億円超えで落札
〈Cartier〉のヴィンテージピースの中でも特に希少な1本
フランスが誇るラグジュアリーメゾン〈Cartier(カルティエ)〉のヴィンテージピースを販売するオークション “Seven Days of Cartier on Loupe This”が、オンラインプラットフォーム『Loupe This』にて4月25日から29日(現地時間)にかけて開催された。本オークションは期間中に毎日2本のヴィンテージウォッチが出品されるというもので、今回の目玉として開催前から話題となっていたのは1967年製のCRASH(クラッシュ)のオリジナルモデル。この貴重な1本が、165万ドル(約2億1,500万円)という同モデル史上最高値で落札された。
〈Cartier〉のCRASHは、20世紀を代表する画家の一人であるSalvador Dalí(サルバドール・ダリ)の作品『記憶の固執』からインスパイアされて「Cartier London(カルティエ・ロンドン)」社が製作したモデルであり、そのユニークなデザインから同ブランドの時計の中でも高い人気を誇る。1970年代初頭までに「Cartier London」で製作されたCRASHは数十本にも満たないと言われており、今回出品された1967年製のモデルはその中でも特にレアな1本だ。当初落札予想価格は80万ドルと見込まれていたものの、最終的に150万3,888ドルと予想を大きく上回る結果に。この価格に10%のバイヤーズプレミアムを加えると、先述の165万ドルとなる。ちなみに、これまでのCRASHの最高落札額は、昨年スイス・ジュネーブで開催された「Sotheby’s(サザビーズ)」のオークションに出品された1970年製のモデルで、88万4,972ドル(約1億1,600万円)であった。
今回落札された1967年製CRASHの詳細については、『Loupe This』の公式サイトでご確認を。