Banksy の正体か？と疑われたイギリスの議員が辞職を余儀なくされることに

イギリス・ウェールズの議員 William Gannon（ウィリアム・ガノン）が、覆面アーティスト・Banksy（バンクシー）の正体なのではないか？と疑われ続けたことを理由に辞職した。

5月初頭に西ウェールズのペンブローク・ドックの町議会議員に当選したばかりだったWilliam Gannon。同氏は実際にアーティスト活動も行なっており、Banksyのように公共の壁などに作品を描いてきた。Gannon氏によれば、このBanksy疑惑は、ライバル候補が悪意を持って作り上げられたものであり、1月頃から流れ始め、Gannon氏が当選した直後から大きく拡散されたという。人口9,000人ほどのペンブローク・ドック。Gannon氏はこの噂を否定しようと、“I Am NOT Banksy（私はバンクシーではない）”というピンバッジを製作し、地元住民に配っていったという。しかし、このBanksy疑惑が、仕事をする上で自身の能力を弱体化させ、自分がいることでペンブローク・ドック議会の評判を落としたくないとして辞職を発表。ちなみに、これまでにペンブローク・ドックにBanksy作品が出現したことはなく、一番近くて2018年に約70マイル（約112km）離れたポート・タルボットのガレージ描かれたことはある。