トラヴィス・スコットが Astroworld Festival で流産した女性から起訴される

Travis Scott（トラヴィス・スコット）が、昨年11月に開催した音楽フェス「Astroworld Festival（アストロワールド フェスティバル）」で起きた会場の混乱が原因で流産した女性から起訴されていることが明らかになった。

「Astroworld Festival」では、Travisのパフォーマンス開始時に多くの観客がステージに向かって一気に押し寄せ、将棋倒しが発生することに。会場は一時パニック状態に陥ったものの、彼がそのままライブをスタートしてしまったことでさらに状況は悪化。結果として観客数百人が負傷し、現在までで11人の死者が確認されている。当日観客として会場にいたShanazia Williamson（シャネイジア・ウィリアムソン）は、ライブ中に身体を圧迫され肩や胸などに怪我を負った上、お腹にいた胎児を流産することに。彼女は当初怪我だけを理由に訴訟を起こしていたが、その後胎児の不法死亡と腹部の負傷を理由に修正訴状を提出。この訴訟ではTravis以外にもプロモーターの「Live Nation」や「Scoremore Holdings」「ASM Global」「Harris County Sports and Convention」などが被告として名を連ねており、Shanaziaは彼らがイベントの管理や運営、スタッフを監督する義務を怠ったことが、胎児の死亡の直接的かつ近因であると主張。さらに当日適切な数の警備員や医療関係者を手配できなかったことも今回の悲劇を招いた原因だと指摘した。