Off-White™ の新アート & イメージ・ディレクターにスタイリストのイブラヒム・カマラが就任
長年〈Off-White™️〉のランウェイショーのスタイリングを担当してきた異才がヴァージルの後任を務めることに
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〈Off-White™️(オフホワイト)〉の新たなアート&イメージ・ディレクターに、長年同ブランドのランウェイショーのスタイリングを手掛けてきたスタイリスト Ibrahim Kamara(イブラヒム・カマラ)が就任したと発表された。
Ibrahim Kamaraは1990年に西アフリカのシエラレオネ共和国に生まれ、16歳でイングランド・ロンドンに移住。Westminster Kingsway College(ウェストミンスター・キングスウェイ・カレッジ)でアート&デザインコースを専攻し、その後進学したCentral Saint Martins(セントラル・セント・マーチンズ)でファッションコミュニケーションについて学んだ。彼は当初デザイナーを目指していたものの、伝説的なスタイリスト Barry Kamen(バリー・ケイマン)のアシスタントに就いたことから、スタイリストとしてキャリアをスタートした。
Ibrahimと〈Off-White™️〉の関係は、以前から彼の仕事に注目していたVirgil Abloh(ヴァージル・アブロー)が『Instagram』を通してDMを送ったことをきっかけに始まったという。彼はVirgilのビジョンを具現化するため、その後約3年にわたって同ブランドのランウェイショーのスタイリングを担当した。〈Off-White™️〉のCEO(最高経営責任者)を務めるAndrea Grilliは、今回の人事について以下のようなコメントを公開している。「Virgilの悲劇的な死後、私たちは彼の遺産を生かし、常に進化し続けるプラットフォームとして、ブランドの存在意義を保つための努力を続けてきました。長年にわたりOff-White™️ファミリーの一員としてショーのスタイリングを手掛けてきたIbrahimがブランドの新たなアート&イメージ・ディレクターを担当することになり、大変光栄に思っています。彼の才能とビジョンによって、Virgilが心に秘めていた創造性とブランドの核である価値観を常に忘れずに、Off-White™️の次のチャプターに挑戦していけることを楽しみにしています」