イーロン・マスクが日本の未来に警鐘を鳴らす
「日本はいずれ消滅する。それは世界にとって大きな損失だ」
米『Twitter(ツイッター)』社を440億ドル(約5兆6,100億円)で買収予定と報じられたり、米「Coca-Cola(コカ・コーラ)」社の買収も目論んでいるなど、最近何かと話題のElon Musk(イーロン・マスク)が、先日自身のSNSに投稿したメッセージが物議を醸している。
そのメッセージとは、『Twitter』上でシェアされた『共同通信』の記事に対し、「当たり前のことを言うようだが、出生率が死亡率を上回るような変化がない限り、日本はいずれ消滅する。それは世界にとって大きな損失だ」というもの。該当の記事は、今年4月15日(金)に総務省が発表した2021年10月時点での日本の人口推計に関する内容。このレポートによると、日本の総人口は1億2,550万2,000人で、前年に比べ0.51%減の64万4,000人となり、減少幅は比較可能な1950年以降過去最大となっているという。人口構成の割合については、14歳以下は総人口の11.8%で過去最低を記録。なお、65歳以上は過去最高の28.9%となっている。死者数は144万人であり、出生数の83万1,000人を上回り、60万9,000人の自然減となった。
また、Elonは日本の人口減少だけでなく、世界の人口が2064年の97億人をピークに減少するという予想にも着目し、このことは「(現代の)文明にとっての最大のリスク」だとして警鐘を鳴らした。彼は人口減少による労働力不足を補うプランとして、自身の運営する「Tesla(テスラ)」で開発中の人型ロボット Optimusに力を入れており、プロトタイプが今年中もしくは来年に発表されるとの見通しを立てている。
At risk of stating the obvious, unless something changes to cause the birth rate to exceed the death rate, Japan will eventually cease to exist. This would be a great loss for the world.
— Elon Musk (@elonmusk) May 7, 2022