ニューヨークのギャラリーから約570万円のバスキア作品を持ち去ろうとした男女2人組が現る
あまりの大胆な犯行にギャラリー関係者も唖然
5月14日（現地時間）、アメリカ・ニューヨーク・マンハッタンのチェルシー地区にある『Taglialatella Galleries（タグリアラテラ・ギャラリー）』にて、男女2人組のカップルが、Jean-Michel Basquiat（ジャン＝ミシェル・バスキア）の作品を持ち去ろうとする事件が発生。しかし、その場でギャラリーの従業員に阻止され事なきを得た。
被害に遭いかけた作品は、Basquiatの“Dog Leg Study”であり、その価値は約45,000ドル（約570万円）と言われている。ちなみに大きさは1メートル以上。額装された“Dog Leg Study”は、ギャラリーオーナーのオフィス兼顧客向けのビューイングルームに飾られているが、防犯カメラの映像には、この2人組が一般展示スペースを通り抜け、誰もいないオフィスに入る姿が捉えられ、その場で作品の価値を調べている様子も映っていたという。その後、壁から作品を持ち上げてギャラリーの出口に向かって歩いてる途中、女性従業員の1人が、文字通り男の手から作品を取り上げた。また、男はその時1/3ほどになったウィスキーのボトルを片手に持っていたようだ。ニューヨーク市警察は本件について現在も捜査中とのこと。
