韓国の学校が Burberry からの商標権侵害の訴えにより制服のデザインを変更
2023年から韓国・済州地域にある15校の制服が一斉変更
英国発のラグジュアリーブランド〈Burberry（バーバリー）〉が、韓国にある学校の制服のチェック模様に対する商標権侵害問題を提起。それを受け、済州（チェジュ）地域にある15校の制服デザインが変更される。
2019年、韓国の主要制服生産メーカーに対して、チェック模様の使用に対する商標権侵害問題を提起した〈Burberry〉。これを受け、「韓国学生服産業協会」と〈Burberry〉韓国支部の代理人は何度か協議を重ね、2022年まではこのバーバリーチェック風パターンを使用するという方針で折り合いをつけたようだが、〈Burberry〉は、2023年以降も類似デザインの制服が使用されていた際には、商標権侵害に伴う民事上損害賠償請求訴訟を起こす立場にあることを示している。そのため、済州地域の中学校8校と高校7校は現在、学生および保護者の意見を取りまとめるなど、制服デザイン変更のための手続きに入っている。なお、済州道教育庁は、現在の在学生は既に購入した制服を今後も着用することができるが、2023年の新入生からは商標権問題がないように新たにデザインされた制服を着用することになると説明している。
