イタリアの老舗インテリアブランド Poltrona Frau が Felipe Pantoneとの最新コラボプロダクトを発表
創業110周年を記念した限定110脚のアームチェアの全貌を深掘り






イタリアの老舗インテリアブランド〈Poltrona Frau(ポルトローナ フラウ)〉は、現代アーティストの Felipe Pantone(フェリペ・パントン)とのコラボレーションにより、アイコニックなArchibald Armchair(アーチボルドアームチェア)をアレンジし、同ブランドのこれまでのイメージを覆すような大胆なプロダクトを発表した。
先月発表された本コラボレーションは、Felipe Pantoneのデジタル技術にインスパイアされたスタイルが〈Poltrona Frau〉のミニマルなArchibald Armchairに採用され、“アナログな過去とデジタルな未来”というテーマのもとに両者のデザインアイデンティティが融合したものとなっている。
今回のコラボレーションでは、2009年にファーストモデルが発売されたArchibald Armchairのレザー表面に、〈Poltrona Frau〉のカラーマッピングシステムである“ColorSphere®”からインスピレーションを受けた鮮やかなグラデーショングリッドをプリントし、クラシックでエレガンスな老舗インテリアブランドのイメージをいい意味で破壊したアームチェアが完成した。トップ部分にはレッドやオレンジ、イエローの暖色系があしらわれ、ベースはパープル、さらにメタルの脚部はひねりを加えたデザインが施されている。
また、本コラボレーションはサステナブルな視点も当然のように加味されており、クロムフリーで製造過程における水の使用量も少ない最新のインパクトレス素材をアームチェア全体に用いている。そして、〈Poltrona Frau〉のCEOであるNicola Coropulis(ニコラ・コープリス)は「今回のコラボレーションはPoltrona Frauの視点を未来に向けるものであり、Felipe Pantoneのような世界的なアーティストと初めての協業という点のみならず、環境保護やサステナブルな社会の実現という意味においても、重要なリリースだと思っています」というコメントを発表した。
1912年の創立から今年で110周年というアニバーサリーイヤーであることにちなみ、本コラボアームチェアは110脚限定で生産され、特注のColorSphere Pelle-Frau®レザークラッチバックとクリーニングキットが付属される模様。また、その他にも記念品としてアームチェアのミニチュアモデルも販売されるとのこと。
本アイテムは、今年の6月7日から12日(現地時間)まで開催される「Milan Design Week 2022(ミラノ・デザインウィーク 2022)」の期間中に〈Poltrona Frau〉の旗艦店で展示予定。さらなる詳細に関しては、〈Poltrona Frau〉の公式サイトをチェックしよう。