Tesla が人種差別や安全違反により元従業員から提訴される
これまでにも複数回に渡って訴訟を受けている「Tesla」だが、今後の展開はいかに
米電気自動車メーカー「Tesla(テスラ)」の元従業員が、工場内で安全違反や人種差別があったとして訴えを起こしたことが明らかとなった。
アメリカ・ネバダ州のバッテリー工場にマネージャーとして勤務していたMarc Cage(マーク・ケージ)は、大規模な爆発が起きかねない安全違反があったことや、「Tesla」が深刻な労務災害の開示をしなかったことなどを報告。訴状では「Teslaは、非現実的な生産目標や常軌を逸した生産増強の安請負いのため、従業員への安全性をおろそかにした」と主張している。
また、アフリカ系アメリカ人のCageは、自身がアフリカをルーツに持つことから同工場で差別を受けていたと訴えており、「フリーモントにある施設のトイレの大半には、鉤十字や黒人蔑視など、人種差別的な落書きがあった」と報告。「Tesla」はこれまでにも、カリフォルニア州公正雇用局から組織的な人種差別と嫌がらせの疑いで複数回提訴されている。